2018年ムジカ・ヴィヴァ音楽祭で行われた注目のライヴ録音。御年71歳になるドイツの重鎮ペーター・ルジツカ自ら棒を振った2つの協奏的作品と管弦楽の大作2曲という意欲的なプログラム。なかでも、かつてトランペット界の貴公子として登場しいまや巨匠の域に達したセルゲイ・ナカリャコフがソリストを務めたルジツカの最新作トランペット協奏曲「ループ」は必聴。トランペットの超絶技巧と管弦楽との息詰まる攻防、さらにピッコロ・トランペットとトランペットとの競演など聴きどころ満載。現代音楽のみならず吹奏楽、トランペット・ファンにもお薦めの一枚。
東武ランドシステム【曲目】
ペーター・ルジツカ(b.1948):
(1)「ループ」(2017)
~トランペット、ピッコロ・トランペットと管弦楽のための
(2)「...島、ボーダーレス...」(1994/95)
~ヴァイオリンと室内合唱と管弦楽のための
(3)「5つの断片」(1984-87)
~管弦楽のための
(4)「逃亡」(2014)
~管弦楽のための6つのパッセージ【演奏】
ペーター・ルジツカ(指揮)
バイエルン放送交響楽団
(1)セルゲイ・ナカリャコフ(Trp)
(1)ジュリアーノ・ゾンマーハルダー(ピッコロTrp)
(2)カロリン・ヴィトマン(Vn)
(3)ヴォーカル・コンソート・ベルリン【録音】
2018年10月5日ヘルクレスザール、ミュンヘン(ムジカ・ヴィヴァ・コンサート、ライヴ)、[71:00]