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SACDに特化した偏屈ブログ

サカリ・オラモ&BBC響の新録音は、デイムの称号を叙された最初の女性作曲家エセル・スマイスの“ミサ曲ニ調” Chandos SACD HYBRID

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エセル・スマイス: ミサ曲ニ調 サカリ・オラモBBC交響楽団

タワーレコード

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Mass in D Major: II. Gloria

 

サカリ・オラモは、2015年にロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティの「コンダクター・オヴ・ザ・イヤー」を受賞したフィンランド出身の名指揮者。現在、BBC交響楽団の首席指揮者に加え、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者&アーティスティック・アドヴァイザー、オストロボスニア室内管弦楽団フィンランド)の首席指揮者、フィンランド放送交響楽団の名誉指揮者を務めています。

2013年の首席指揮者就任以降、知られざる近現代作品の発掘、演奏に積極的に取り組み、着実に関係を深めてきたオラモとBBC交響楽団
Chandosでは、「フロラン・シュミットの交響曲第2番(CHSA 5200)」、「シベリウスのレンミンカイネン組曲(CHAN 20136)」といったあまり録音のなかった稀少なプログラムで優れたレコーディングを続け、レコード芸術特選盤、英グラモフォン誌「エディターズ・チョイス」など圧倒的な評価を獲得してきました。

同コンビ期待の新録音は、19世紀後半の女性作曲家の偉大な先駆者であり、デイムの称号を叙された最初の女性作曲家、また著名なサフラジェット(女性参政権運動家)としても知られるエセル・メアリー・スマイス(1858-1944)の「ミサ曲ニ調」。
スマイス唯一の大規模宗教作品であり、教会ではなくコンサートホールのために作曲されたニ長調ニ短調のミサ曲です。4人の独唱と合唱団によってミサの典礼文が歌われますが、第2曲「グローリア」は、作曲者の指示によって「キリエ」の後(2番目)ではなく、最後に配置されています。

BBC Cardiff Singer of the World 2017を受賞しているカトリーナ・モリソンを始め、スザンナ・ハレル、ベン・ジョンソンら若手有望シンガー4人による優れた独唱陣も注目です。
(東京エムプラス)

【曲目】
エセル・メアリー・スマイス(1858-1944):
歌劇 《難船略奪者》への序曲
ミサ曲ニ調(独唱、合唱と管弦楽のための)*

【演奏】
サカリ・オラモ(指揮)
BBC交響楽団
BBC交響合唱団*
スザンナ・ハレル(ソプラノ)*
カトリーナ・モリソン(メゾ・ソプラノ)*
ベン・ジョンソンテノール)*
ダンカン・ロック(バリトン)*

【録音】
2019年1月26日ー27日、ワトフォード・コロッセウム

 

サカリ・オラモSACD HYBRID:タワーレコード

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