VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

アンナー・ビルスマ代表的名盤が初SACD化! SONY SACD HYBRID

今年7月25日に逝去された、バロック・チェロの巨匠アンナー・ビルスマ氏の業績を称え、代表的名盤がSACD化されます。いずれも世界初SACD化、HYBRIDです。

 

 

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バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)(1979年録音)

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ビルスマがオリジナル楽器で奏で上げる、バッハの深淵なる世界。

ビルスマ第1回目のオリジナル楽器によるバッハの無伴奏チェロ組曲。バッハの無伴奏を「歌う」音楽ではなく「語る」音楽だとするビルスマの演奏は、驚くほど多種多様なニュアンスに満ちており、バッハの譜面上の数多くの暗示に対するかつてない豊かな表現となっています。世界各国で高い評価を受けたまさしく名盤中の名盤、世界初SACD化!

【収録情報】
J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲 全曲

Disc1
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009

Disc2
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV.1010
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV.1012

 アンナー・ビルスマバロック・チェロ&チェロ・ピッコロ)

 使用楽器:
 第1番~第5番:ゴッフリラー(1669年)/第6番:チェロ・ピッコロ(1700年頃)

 録音時期:1979年4月、5月
 録音場所:ドイツ、バイエルン州ランツフート、エヒンクの教会
 録音方式:ステレオ(セッション)ADD
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

 

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バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)(1992年録音)

タワーレコード

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自由なる魂の飛翔。ビルスマ2度目の「無伴奏」への挑戦。

ビルスマによる二度目のバッハの「無伴奏チェロ組曲」の全曲録音。ビルスマは1979年にバロック・チェロによる全曲録音(SEONレーベル)を行い、世界各国で高い評価を受けましたが、92年に行われたこの新録音では、1701年製の「セルヴェ」と呼ばれるストラディヴァリ、いわゆるモダン・チェロを使い、新たなアプローチでこの無限の可能性を秘めた「チェロのバイブル」に、新たな光を当てました。常に新たな可能性を追求してやまないビルスマの、果敢な挑戦です。

【収録情報】
J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲 全曲

Disc1
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調 BWV.1007
無伴奏チェロ組曲第2番ニ短調 BWV.1008
無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調 BWV.1009

Disc2
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調 BWV.1010
無伴奏チェロ組曲第5番ハ短調 BWV.1011
無伴奏チェロ組曲第6番ニ長調 BWV.1012

 アンナー・ビルスマ(チェロ&チェロ・ピッコロ)

 使用楽器:
 第1番~第5番:ストラディヴァリ「セルヴェ」(1701年)※モダン仕様
 第6番:チェロ・ピッコロ(1700年頃)※バロック・タイプ

 録音時期:1992年1月、2月
 録音場所:ニューヨーク、アメリ芸術院
 録音方式:ステレオ(セッション)DDD
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

 

 

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チェロ・ピッコロ~バッハ:パルティータ&ソナタ

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5弦のチェロ・ピッコロを自在に操りバッハを弾いた、超名演!

チェロ・ピッコロとは、16世紀の大型のチェロを元にして17世紀に発展した多種類のチェロの中の小型のチェロで、当時は5弦のチェロも存在しました。バロック・チェロの名匠アンナー・ビルスマは、バッハの「無伴奏チェロ組曲」で、第6番がこのチェロ・ピッコロが最適であることを実践してみせました。このアルバムはその後10年を経たあとに、ビルスマが取り組んだ前人未踏のもので、美しい銘器を自在に弾きこなしてバッハの世界を完璧に表現しています。

【収録情報】
バッハ:
1. パルティーホ長調 BWV.1006(原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第3番ホ長調 BWV.1006)
2. ソナタ ト短調 BWV.1013(原曲:無伴奏フルート・ソナタ(パルティータ)イ短調 BWV.1013)
3. ソナタ イ短調 BWV.1003(原曲:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調 BWV.1003)

 アンナー・ビルスマ(チェロ・ピッコロ)

 使用楽器:5弦のチェロ・ピッコロ(ノイナ=ホルンシュタイナー 1825年頃ミッテンヴァルト)
 チェロ・ピッコロ編曲:アンナー・ビルスマ

 録音時期:1988年7月
 録音場所:オランダ、ベンネブルックの改革派教会
 録音方式:ステレオ(セッション)ADD
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

 

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 バッハ:ヴィオラ・ダ・ガンバソナタ(全曲) 他

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バッハの奥義を解き明かし再評価を促す、衝撃的名演。

バッハのヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタを、なんと5弦のチェロ・ピッコロとポジティフ・オルガンで演奏した意欲作。ビルスマは、「この楽譜にとって、ガンバは音が低すぎるように私には思える」という考えからあえてチェロ・ピッコロを採用、通常チェンバロで演奏されることの多い伴奏をポジティフ・オルガンにしたのは、「三声部の間の対等なバランスを確保するため」だと説明しています。ビルスマの深い考えによって実現したこの演奏は、より自由により緊密なアンサンブルが繰り広げられています。まさしくビルスマの慧眼が光る名盤と言えましょう。

【収録情報】
1. J.S.バッハヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第3番ト短調 BWV.1029
2. J.S.バッハヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第2番ニ長調 BWV.1028
3. J.S.バッハヴィオラ・ダ・ガンバのためのソナタ第1番ト長調 BWV.1027
4. J.C.F.バッハ:チェロと通奏低音のためのソナタ イ長調

 アンナー・ビルスマ(チェロ・ピッコロ)
 ボブ・ファン・アスペレン(ポジティフ・オルガン)

 使用楽器:
 5弦のチェロ・ピッコロ(チロル地方 製作年代:1700年頃)
 可搬型のポジティフ・オルガン(ユトレヒト 制作年代:1985年)
 チューニング・ピッチ:A=415Hz

 録音時期:1990年5月
 録音場所:オランダ、ベンネブルックの改革派教会
 録音方式:ステレオ(セッション)DDD
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO

  

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