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SACDに特化した偏屈ブログ

現代音楽ファン待望の 「ドナウエッシンゲン音楽祭2018」オーケストラ・コンサート Donaueschinger Musiktage 2018

Donaueschinger Musiktage (Various Artists)Donaueschinger Musiktage 2018

ドナウエッシンゲン音楽祭2018
Various Artists

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タワーレコード

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2018年のドナウエッシンゲン音楽祭のオーケストラ・コンサートの模様を収録。例年通り、大御所、中堅、近年活躍の若手作曲家をバランスよく選び、大管弦楽から室内アンサンブルまで多様な作品が並び、ヨーロッパ前衛音楽シーンを俯瞰する好内容となっている。なかでも中堅というより、もはや大御所というべきストロッパのエレクトロニクスと管弦楽のための「私と遊びに来て」のユーモアと機知、若手世代のズベルのデフォルメされたジャズ(?)かロック(?)が面白い室内ピアノ協奏曲、これも若手のイヴィチェヴィクの「ケース・ホワイト」のスピード感溢れる音色の推移が聴きもの。今回の音楽祭では若手女性作曲家の活躍が目立ち、創作に性別は関係ないものの、喜ばしいことである。
東武ランドシステム

【曲目】
「ドナウエッシンゲン音楽祭2018」

SACD1)
(1)イヴァン・フェデーレ(B.1953):「エア・オン・エア」(2018)~増幅したバセット・ホルンと管弦楽のための
(2)マーリン・ボング(b.1974):「軽率な反乱の破片」(2018)~管弦楽のための
(3)マルコ・ストロッパ(b.1959):「私と遊びに来て」(2016-18)~エレクトロニクスと管弦楽のための

SACD2)
(4)アガタ・ズベル(b.1978):室内ピアノ協奏曲(2018)
(5)ミレラ・イヴィチェヴィッチ(b.1980):「ケース・ホワイト」(2018)~アンサンブルのための
(6)フランチェスコ・フィリデイ(b.1973):バラータ第7番(2018)~アンサンブルのための
(7)ヘルマン・マイヤー(1906-2002):大管弦楽と4手ピアノのための作品HMV62(1965)

【演奏】
(1)-(3)パスカル・ロフェ(指揮)SWR交響楽団
(1)ミケーレ・マレッリ(バセットhr)
(2)パスカル・ロフェ(指揮)SWR交響楽団
(3)ルカ・バグノーリ(サウンド・エンジニア)、カルロ・ローレンツィ(コンピュータ音楽デザイン)
(4)イングリット・バイエ・ナイフス(Pf)
クリスティアン・エッゲン(指揮)チカダ・アンサンブル
(5)(6)イラン・ヴォルコフ(指揮)
クラングフォルム・ウィーン
(7)ラース・ヨーンソン&クラウス・シュテッフェス=ホレンダー(Pf)
ペーター・ルンデル(指揮)SWR交響楽団

【録音】
2018年10月ドナウエッシンゲン音楽祭ライヴ、[68:51/63:08]

 

ドナウエッシンゲン音楽祭SACD HYBRID:タワーレコード

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