VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

ドイツのオルガニスト、ダーヴィト・ショルマイヤーがブレーマーハーフェン大聖堂のベッケラート・オルガンでビル・エヴァンスが作曲及び愛奏したゆかりのキラーチューン15曲を演奏

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オルガンによるビル・エヴァンス ダーヴィト・ショルマイヤー

タワーレコード

HMV

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パッと見、ビル・エヴァンスのニュー・アルバムかと間違えそうですが・・パイプ・オルガンでのビル・エヴァンス・カヴァーだそうで。ドイツのMDGレーベルからです。ドイツのJPCでは少しだけ試聴出来ます試聴

これは興味深い

SACDハイブリッド盤。MD&Gからビル・エヴァンス衝撃のニュー・アルバム登場!と言っても未発表ライヴ等の発見ではなく、エヴァンスの名作をパイプ・オルガンで奏するという破天荒な試み。1971年生まれのドイツのオルガニスト、ダーヴィト・ショルマイヤーが2014年以来専属を務めるブレーマーハーフェン大聖堂のベッケラート・オルガンでエヴァンスが作曲及び愛奏したゆかりのキラーチューン15曲を披露しています。

ショルマイヤーはギュンター・カウンツィンガーやオリヴィエ・ラトリに師事した正統派オルガニストであると同時にジャズ・ピアニストとしても活躍する異才。ビル・エヴァンスといえば繊細で美しいピアノのタッチで名高いですが、それをオルガンの荘重なサウンドにしても違和感どころか驚くほどマッチしています。彼のマイナー・コードが意外なほどオルガンと合い、思わず聴き惚れてしまいます。また大サックス奏者リー・コニッツとの伝説になっている共演を意識して、なんとサックスの音までオルガンで再現。オーディオ効果も満点で、SACDの効果を最大限に発揮しています。

ジャズ・ファンにも超オススメ。ビル・エヴェンスの哀愁が好きな向きなら絶対気にいること間違いなしのアルバムです。
キングインターナショナル

【曲目】
(1)マイ・ベルズ
(2)ヴェリー・アーリー
(3)グリーン・ドルフィン・ストリート
(4)エミリー
(5)クワイエット・ナウ
(6)マイ・ロマンス
(7)アンレス・イッツ・ユー
(8)ピース・ピース
(9)オンリー・チャイルド
(10)Bマイナー・ワルツ
(11)ユー・マスト・ビリーヴ・イン・スプリング
(12)ザ・トゥー・ロンリー・ピープル
(13)マイ・フーリッシュ・ハート
(14)ワルツ・フォー・デビー
(15)エピローグ

【演奏】
ダーヴィト・ショルマイヤー(オルガン)

SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND(2+2+2Recording)

 

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