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スウェーデン音楽を代表するひとり、ヒューゴ・アルヴェーン Hugo Alfven ピアノ作品全集 ステファン・リンドグレーン

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アルヴェーン: ピアノ作品全集 ステファン・リンドグレン

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スウェーデンのOPUS3レーベルから、作曲家で画家でもあったヒューゴ・アルヴェーンの作品集です。ヒューゴ・アルヴェーンは同時代のヴィルヘルム・ステーンハンマルとともに、スウェーデンの主要な作曲家の一人として知られています。

19世紀から20世紀にかけてのスウェーデン音楽を代表するひとり、ヒューゴ・アルヴェーン Hugo Alfven は、《夏至祭の夜明かし(夏至の徹夜祭)》の副題の第1番など3曲の《スウェーデン・ラプソディ》や5曲の交響曲をはじめとする管弦楽曲、男声と混声のための合唱曲、歌曲の作曲家として主に知られています。ピアノのための曲は、アルヴェーン自身がピアニストでなかったこともあって数は少ないものの、人好きのする魅力的な小品を残しました。交響曲第4番《海辺の岩礁から》や交響詩岩礁の伝説》に通じる、海とストックホルム群島の自然からインスピレーションを得た《岩礁の描画》。友人の結婚式のために書いた《勝利の行進曲》。《グスタフ二世アドルフ》組曲の〈エレジー〉を思わせる《夜想曲》。女友だちに恋心を告げる《悲しみ》とメランコリックな《夢想》。2つのワルツ《マルギッタは踊る》と《初恋》。スウェーデンの民俗音楽が色濃く映る《レークサンドの4つの歌(レークサンドのいくつかの歌)》。ダーラナ地方の音楽に彩色された《オーセンの思い出》。ピアニストのステファン・リンドグレーン Stefan Lindgren(1960-)は、王立ストックホルム音楽大学ジュリアード音楽院で学びました。ラフマニノフグラズノフスクリャービン、ゴドフスキー、アルカン、フンメル、ショパンたちの作品を主要なレパートリーにコンサート・ピアニストとして活動。2007年からストックホルム・フィルハーモニックのピアニストも務めています。アルヴェーンが13歳の時、少年時代に過ごした群島の夏を振りかえって書いた《エルフステーンの思い出》など、断片として残された曲を含む彼のピアノ曲の初めての全曲録音です。

【曲目】
ヒューゴ・アルヴェーン(1872-1960)
勝利の行進曲(Triumf-Marsch) Op.10(1893) 夜想曲(Nocturne)(1911)
岩礁の描画(Skargardsbilder) Op.17(1901-02)
太陽のきらめき(Solglitter) 夜(Natt) 波の歌(Boljesang)
夢想(Drommeri/Reverie)(1898)
レークサンドの4つの歌(Fyra latar fran Leksand)(1914)
山歩き歌(Ganglat) ダンス(Dans) 酒宴歌(Skanklat) 踊りのゲーム(Danslek)
悲しみ(Sorg) Op.14(1901) ワルツ《マルギッタは踊る(Margita dances)》(1915)
オーセンの思い出(Minne fran Asen)(1893)
アルマに捧げるマズルカ(Mazurka tillagnad Alma)(1880's) アンダンティーホ長調(1899)
メヌエット(Menuett) Op.2(1890's) ワルツ《初恋(Il primo amore)》(1937)
断片
風(Vinden) 華麗なるワルツ(Valse brillante) ワルツ(Vals) 歌(Sang)
エルフステーンの思い出(Souvenir d'Elfsten)(1885) マズルカ(Mazurka)
無題(Utan titel)(アレグレット)

【演奏】
ステファン・リンドグレーン(ピアノ) [Piano: Steinway D]

【録音】
2019年8月30日 イェーナ文化ホール(イェーナ、スウェーデン)

制作 ステファン・リンドグレーン、ヤン=エーリク・ペーション
録音 ヤン=エーリク・ペーション、エーリク・ヌードストレム

 

 

NocturneNocturne - Duo Aeternica

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