サカリ・オラモは、2015年にロイヤル・フィルハーモニック・ソサエティの「コンダクター・オヴ・ザ・イヤー」を受賞したフィンランド出身の名指揮者。現在、BBC交響楽団の首席指揮者に加え、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者&アーティスティック・アドヴァイザー、オストロボスニア室内管弦楽団(フィンランド)の首席指揮者、フィンランド放送交響楽団の名誉指揮者を務めています。Chandosでレコーディングした「シベリウスのレンミンカイネン組曲(PCHAN 20136/CHAN 20136)」は、2019年度のレコード・アカデミー賞で「特別賞 録音」に選ばれ、サカリ・オラモの実力とChandosの超優秀録音の名声を高めました。
Chandosレーベルが黎明期からその作品を取り上げ続けてきた20世紀イギリスの作曲家、ウィリアム・オルウィン(1905-1985)の「令嬢ジュリー(ミス・ジュリー)」は、スウェーデンの劇作家ヨハン・アウグスト・ストリンドベリの戯曲「令嬢ジュリー」を元に、オルウィン自身が台本を書いたオペラで、1973年~76年に作曲されたオルウィンの最後の大規模な作品です。
映画音楽作曲家としても広範なキャリアを誇ったオルウィンの作曲技術が結集された知られざる傑作を、サカリ・オラモが円熟のタクトで披露します。
(東京エムプラス)【曲目】
ウィリアム・オルウィン(1905-1985):歌劇 《令嬢ジュリー》【演奏】
アナ・パタロング(ソプラノ/ジュリー)
ベネディクト・ネルソン(バス・バリトン/ジャン)
ロジー・オールドリッジ(メゾ・ソプラノ/クリスティン)
サミュエル・サッカー(テノール/ウルリク)【録音】
2019年10月5日ー8日
フェニックス・コンサート・ホール(フェアフィールド・ホールズ、クロイドン、イギリス)