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ニールセン、幻の名作がヴェールを脱ぐ 劇音楽『母』 Op.41 オーデンセ交響楽団 アンドレアス・デルフス

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ニールセン:劇音楽『母』 Op.41 オーデンセ交響楽団 アンドレアス・デルフス

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ニールセンによるフルートのレパートリーとして馴染みの深い『霧が晴れていく』、『子供たちが遊んでいる』を含む劇音楽『母』。しかしその全曲の楽譜が出版されたのは2007年のことであり、今回のアルバムで初めてその全貌が現代に明らかにされます。
作曲は1920年。かつてデンマーク王に属したシュレースヴィヒ公国の北部にあたるユトランド半島南部が、第一次世界大戦終結によるドイツ撤退後、国民投票によりデンマーク領に復帰した記念に書かれました。ヘルゲ・ローデの脚本による物語は、デンマークを表す「母」と、復帰した地域を表す「息子」によるおとぎ話のような内容。ここにニールセンはデンマークの古謡や、大戦に参加した国々の国歌などを引用する美しくも愛国的な曲作りで、20世紀前半のデンマークで最も重要であったとされる出来事に花を添えました。有名なフルートとハープによる『霧が晴れていく』に代表されるように、室内楽編成の楽曲も多く含みますが、ラストは管弦楽と合唱による壮麗な楽想で結ばれています。
演奏は作曲家の故国デンマーク演奏家たちと、かつてのシュレースヴィヒ公国からドイツに残った地域の出身である指揮者デルフス。歴史の中での大きな和解も感じさせる、意義深いアルバムと言えるでしょう。(輸入元情報)

【収録情報】
● ニールセン:劇音楽『母』 Op.41

プロローグ
1. 行進曲
第1場
2. 長い戦いの夢
3. ロセリルと母
4. 霧が晴れていく
5. メロドラマ
6. 信仰と希望が戯れている
第2場
7. 暗い海で嵐が騒ぐ
第3場
8. 蓄音機のワルツ
9. 愛しい娘は輝く琥珀のよう
10. 祭の日に母親が聞かされたこと
11. 鷲が飛び立つ時が来た
12. アザミの群生は明るい行く末を期待する
第4場
13. 前奏曲
14. 私は本当に嫌だったのだ
15. 人生は穏やかに、人生は緩やかに
16. 子供たちが遊んでいる
第5場
17. 戦う国々の国歌
18. 美しく愛おしい大地
19. 引き離された国家が、また一つに
第6場
20. メヌエット
21. 彼の最後の言葉
22. ファンファーレ
23. メヌエット
第7場
24. 前奏曲
25. エコー・ソング
26. この島々が一体になった

アダム・リース(テノール/吟遊詩人)
パレ・クヌーセン(バリトン/道化師)
デンマーク国立ヴォーカル・アンサンブル
フィルハーモニー合唱団(26)
オーデンセ交響楽団
アンドレアス・デルフス(指揮)

録音時期:2020年1月27日~2月1日
録音場所:カール・ニールセン・ホール、オーデンセ・コンサートハウス
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
全曲版世界初録音
SACD Hybrid

 

 

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