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SACDに特化した偏屈ブログ

なんと自由な歌わせ方! ヤーコプス率いるビー・ロック・オーケストラとのシューベルト。 第2弾は交響曲第2番&第3番

          

             シューベルト: 交響曲第2番&第3番
             ルネ・ヤーコプス ビーロック・オーケストラ

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SACDハイブリッド盤。ルネ・ヤーコプス率いるビー・ロック・オーケストラのシューベルト交響曲録音全集。好評を博した交響曲第1番&第6番を収録したアルバム(PTC 5186707)に続き、期待の第2弾では第2番と第3番を録音しました。前作に続き音楽家としての経験値と鋭い耳、そして深い知識を持つヤーコプスが満を持して録音しました。

ベルギー第3の都市ヘント(ゲント)に2005年創設されたオリジナル楽器のビー・ロック・オーケストラ(B' Rock Orchestra)。実力派により構成された当団は音楽的に互いを刺激し合い、ルネ・ヤーコプス、アイヴァー・ボルトン、アレクサンドル・メルニコフなどの演奏家との共演で名声を高めてきました。当団には日本人演奏家も多く所属しており、2019年9月には待望の初来日を果たし話題となりました。変幻自在の音色で奏でることができる当団がヤーコプスのタクトにより自由に歌い、そしてカラフルで刺激的な演奏を聴かせてくれます。

交響曲第1番の完成から1年5か月後に書き上げられた交響曲第2番は形式面で第1番よりもさらに充実し、シューベルトらしさが色濃くなった作品。一方第3番は第2番と同様、1815年に書かれた作品。同年、シューベルトは作曲家として実りの年と言え、5曲のオペラ、2曲のピアノ・ソナタ、2曲のミサ曲などを生み出しました。そのような時期に作曲された第3番は歌曲作曲家としての面目をはっきりとあらわしております。声楽家であり指揮者でもある"音楽家"ヤーコプスが溌剌としたシューベルト10代の世界観を見事に表現しております。今後のリリースにも注目の録音です!

演奏の素晴らしさはもちろんのこと、エルド・グルートなどPENTATONEレーベルが誇る技術陣による録音で、DSDレコーディング技術で収録されたマルチチャンネル対応の極上の高音質録音を楽しむことができます。

「幼少の頃、私のお気に入りの作曲家の中で初めてコンサートで歌う機会を与えられたのがシューベルトでした。やがて、母国の都市ヘントにある大聖堂の少年合唱団のメンバーとなりボーイソプラノソリストとして歌ってきました。その当時、私はディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの歌うシューベルトの歌曲の録音を聴き、ますますシューベルトの虜になりました。私はカウンターテナー歌手としてキャリアをスタートさせ、歌手として、そして指揮者として様々な作曲家の作品を演奏してきましたが、指揮者として私が最も敬愛するシューベルトにかえってきました。」(ルネ・ヤーコプス)
キングインターナショナル

【曲目】
シューベルト:
(1)交響曲第2番 変ロ長調 D.125(1815)
(2)交響曲第3番 ニ長調 D.200(1815)

【演奏】
ルネ・ヤーコプス(指揮)、
ビー・ロック・オーケストラ

【録音】
セッション録音:(1)2019年7月/デ・スピル・コンサートホール(ルセラーレ)、
(2)2020年2月/ザール・インスブルック(インスブルック会議場内)
エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ(ペンタトーン)
レコーディング・プロデューサー、バランス・エンジニア&エディター:エルド・グルート(ポリヒムニア・インターナショナル)
レコーディング・エンジニア:アンドレアス・ヴォルフ(第2番)、カール・シュールビールス(第3番)

 

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