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SACDに特化した偏屈ブログ

鬼才フォルテピアノ奏者ブラウティハムがウェーバーのピアノと管弦楽のための作品全集をリリース!

ウェーバー: ピアノと管弦楽のための作品全集
ロナルド・ブラウティハム 、 ミヒャエル・アレクサンダー・ヴィレンズ 、 ケルン・アカデミー

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。鬼才フォルテピアノ奏者ブラウティハムがウェーバーのピアノと管弦楽のための作品全集を録音しました!ロナルド・ブラウティハムは、2019年、マイケル・アレクサンダー・ウィレンス率いるケルン・アカデミーと共演したベートーヴェンのピアノ協奏曲全集(BIS SA-2274)をリリース。ドイツやフランスのメディアから最高の評価を与えられ、イギリスの「Gramophone」誌から「素晴らしい演奏と、それを捉えたBISのエンジニアたちの洗練された感覚が、新鮮で爽快な気分をもたらした」と評されました。
モーツァルトの協奏曲をモデルにしたと思われる《ピアノ協奏曲第1番》は、ヴィオラ、チェロ、ホルン、ティンパニという小さな編成のオーケストレーションから繊細さとロマンティックな温もりが生まれる第2楽章「アダージョ」と、舞曲の性格をもった「プレスト」の終曲にウェーバーの個性が見られると言われます。《ピアノ協奏曲第2番》は、ウェーバーが楽譜を入手したベートーヴェンの《皇帝》と同じ変ホ長調で書かれた作品です。最初の協奏曲を超えた完成度と輝かしさをもち、とりわけ精細なオーケストレーションで書かれた「アダージョ」の第2楽章は、ウェーバーの作曲したもっとも美しい楽章に数えられ、終曲〈ロンド〉には《魔弾の射手》を予感させるページも見られます。3曲のうちもっともよく知られる《コンツェルトシュテュック》(ピアノ小協奏曲)は、《魔弾の射手》が初演される1821年6月18日に完成した作品です。約16分の「演奏会の小品」は、大きく4つの部分に分かれ、十字軍で出征した騎士の帰還を待つ貴婦人をイメージして作曲されたと言われます。
このアルバムでブラウティハムは、明確な音の輪郭と美しく豊かな響きをあわせもった、マクナルティ製作のコンラート・グラーフによるレプリカ楽器を弾いています。ピリオド楽器のオーケストラと共演してウェーバーを弾くブラウティハムの微笑む姿を想像できる、チャーミングな演奏。ベートーヴェンの協奏曲全集と同じインゴー・ペトリの制作、ケルンのドイツ放送室内楽ホールでのセッション録音です。
キングインターナショナル

【曲目】
ウェーバー:
(1)ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 WeVN.9(Op.11)(1810)
(2)ピアノ協奏曲第2番 変ホ長調 WeVN.15(Op.32)(1811-12)
(3)コンツェルトシュテュック(ピアノ小協奏曲) へ短調 WeVN.17(Op.79)(1821)

【演奏】
ロナルド・ブラウティハム
(フォルテピアノ/コンラート・グラーフ(1819年製作)のレプリカ、ポール・マクナルティ(2007年製作))
ケルン・アカデミー
マイケル・アレクサンダー・ウィレンス(指揮)

【録音】
セッション録音
2018年11月
ドイツ放送室内楽ホール(ケルン、ドイツ)

制作:インゴー・ペトリ
録音:イェンス・ブラウン

ロナルド・ブラウティハムSACD HYBRID:タワーレコード

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