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SACDに特化した偏屈ブログ

教会に響き渡る澄み切った歌声。 ライプツィヒMDR放送合唱団が歌うこの上なく美しい ミヒャエル・ハイドンとブルックナーのモテット集

ブルックナー&ミヒャエル・ハイドン: モテット集
フィリップ・アーマン 、 ライプツィヒMDR放送合唱団

タワーレコード

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Responsoria in sabbato sancto, MH 278 (Excerpts) : No. 6, Ecce quomodo moritur justus

 Original Recording Format: DSD 64

Producer:Job Maarse

Recording Engineer:Andreas Wolf

 

SACDハイブリッド盤。フィリップ・アーマン率いるライプツィヒMDR放送合唱団(北ドイツ放送合唱団)がブルックナーハイドンのモテットを録音しました。ブルックナーの《この所は神によりつくられた》《キリストは従順であられた》《アヴェ・マリア》は演奏会でもよく聴かれていますが、ミヒャエル・ハイドン(1737-1806)のモテットは演奏機会も少なく貴重な録音といえます。
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809)の弟でモーツァルトの後任としてザルツブルクの宮廷及び大聖堂のオルガニストを務めたミヒャエル・ハイドンは、ドイツ語圏、特にオーストリアの宗教曲に大きな影響を与えました。その影響は約1世紀後に作曲されたブルックナーのモテットにもよく反映されております。このアルバムでは、両者のモテットを組み合わせることでオーストリア独自の教会音楽のスタイルを聴くことができると同時に、両作曲家の個性も楽しめる充実の内容です。
1974年生まれのフィリップ・アーマンは、ケルンにてマーカス・クリードに師事し、2020年より同合唱団の首席指揮者を務めています。これまでにベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』(KKC-5830/PTC-5186565)、ウェーバーの歌劇『魔弾の射手』(PTC-5186788)などいくつかの録音に参加してきた同合唱団ですが、当アルバムはPENTATONEレーベルから初のソロ・アルバムとなります。演奏の素晴らしさはもちろんのこと、PENTATONEレーベルが誇る技術陣が結集した高音質録音であることも注目です。
キングインターナショナル

【曲目】
アントン・ブルックナー(1824-1896):
(1)昇階唱《この所は神によりつくられた》WAB 23(1869)
(2)奉献唱《私はしもべダビデを見出し》WAB 19(1868)
(3)昇階唱《キリストは従順であられた》WAB 11(1884)
(4)奉献唱《乙女たちは王の前に招き入れられる》WAB 1(1861)
(5)讃歌《パンジェ・リングァとタントゥム・エルゴ》WAB 33(1868)
(6)昇階唱《正しい者の口は知恵を語り》WAB 30(1879)
(7)モテット《アヴェ・マリア》 WAB 6(1861)
(8)讃歌《王の御旗は翻る》WAB 51(1892)
(9)昇階唱《エッサイの若枝は花開き》WAB 52(1885)

ヨハン・ミヒャエル・ハイドン(1737-1806):
(10)昇階唱《キリストは従順であられた》~〈主の晩餐の木曜日〉より HM 628-2(1796)
(11)《聖土曜日に》~〈聖週間のためのレスポンソリウム集〉より MH 278-5(1778)
(12)《見よ、義ただしき人が死にゆく様を》MH deest
(13)昇階唱《キリストは従順であられた》MH 38(1761)
(14)《サルヴェ・レジナ》MH deest
(15)《暗闇とはなりぬ》 MH 162(1772)

【演奏】
ライプツィヒMDR放送合唱団(北ドイツ放送合唱団)
フィリップ・アーマン(指揮)

【録音】
セッション録音
2020年2月
パウル・ゲルハルト教会(ライプツィヒ)

 

 

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