VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

なんと豪華な贅沢サウンド! ラン・シュイ率いるシンガポール響が『禿山の一夜』『展覧会の絵』『イスラメイ』『ダッタン人の踊り』を録音! 大作曲家が敬愛を込めて管弦楽に編曲した作品集

ロシアン・スペクタキュラー
ラン・シュイ 、 シンガポール交響楽団

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。『ロシアン・スペクタキュラー』と題された当アルバムにはロシアを代表する作曲家の名作を大作曲家が編曲した管弦楽作品集!なんといっても編曲した作曲家の個性が反映され、原曲を勝る魅力を放っているのが興味津々です。
交響詩『禿山の一夜』はムソルグスキー没後、未発表だった作品からリムスキー=コルサコフが編曲し有名になった作品。ムソルグスキーへの敬愛と思いがつまった名編曲です!
バラキレフの『イスラメイ』の原曲は、コーカサスの民族舞曲をもとにしたエキゾティシズムを華やかな技巧で表現したピアノ独奏の超難曲。この作品を同じくピアノの超絶技巧作品を残したリャプノフが管弦楽にアレンジしました。この編曲版はゲルギエフ指揮、キーロフ歌劇場管弦楽団(現マリインスキー劇場管弦楽団)が録音しその知名度があがりました。オーケストラ版もやはり高度な技巧を要する、独特の魅力を持った唯一無二の存在です。
メインはやはりラヴェル編の『展覧会の絵』!ラヴェルのキラキラとした眩い編曲は圧巻の一言です。そして、リムスキー=コルサコフ―リャードフ編の『ダッタン人の踊り』は合唱付!アルバム・タイトル通りのロシアの壮観さ、華やかさを堪能できる内容です。当団は色彩豊かかつ明瞭にこれらの名曲を演奏しております!
1997年にシンガポール交響楽団音楽監督に就任し、今や一流のアンサンブルにしあげたラン・シュイ。ラン・シュイは2019年まで当団の音楽監督をつとめ、現在は桂冠指揮者として共演を続けております。BISレーベルから数多くの録音を発表しており、リヒャルト・シュトラウス管弦楽曲集(KKC-6271 / BIS SA-2342)はレコード芸術特選盤ほか、各誌で絶賛されています。
キングインターナショナル

【曲目】
(1)ムソルグスキー(リムスキー=コルサコフ編):交響詩『禿山の一夜』
(2)ムソルグスキー(ラヴェル編):『展覧会の絵
(3)バラキレフ(リャプノフ編):『イスラメイ』
(4)ボロディン(リムスキー=コルサコフ―リャードフ編):
ダッタン人の踊り
[「序章」アンダンティー
「娘達の踊り」アンダンティー
「男達の踊り」アレグロ・ヴィーヴォ
「全員の踊り」アレグロ
「少年達の踊りと男達の踊り」プレスト
「娘達の踊り」モデラート・アラ・ブレーヴェ
「少年達の踊りと男達の踊り」プレスト
「全員の踊り」アレグロ・コン・スピリート
ピウ・アニマート]
~歌劇『イーゴリ公』第2幕第17番より

【演奏】
(4)
シンガポール交響合唱団
エウデニセ・パラルアン(合唱指揮)
(4)
シンガポール交響ユース合唱団
ウォン・ライ・フーン(コラールマスター)

ラン・シュイ(指揮)
シンガポール交響楽団

【録音】
セッション録音
2018年7月
エスパラネード・ホール(シンガポール)

プロデューサー、エディティング、ミキシング:
インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)

ラン・シュイSACD HYBRID:タワーレコード