ブルックナー:交響曲全集(第0番~第9番)<完全生産限定盤>
パーヴォ・ヤルヴィ 、 フランクフルト放送交響楽団
フランクフルト放送交響楽団と成し遂げたマーラー、ニールセン、F.シュミットの交響曲全集録音が高く評価されているパーヴォ・ヤルヴィ。この3人の作曲家への取り組みと並行して、ヤルヴィ自身が同響と自らのライフワークと位置付けて大切に進めてきたのがブルックナーの交響曲全曲演奏。ブルックナー没後125年メモリアル・イヤーとなる本年、未発売の「第0番」と「第8番」の2曲を加えて全集が完成、ボックスセットとしてリリースいたします。
経験を積んだ老齢の指揮者のみが名演を成し遂げるというイメージがあるブルックナーの交響曲ですが、ヤルヴィは、速めのテンポで音楽を息づかせ、細部を緻密に仕上げつつ、ブルックナーの特徴である巨大なブロック構造を明晰に提示しています。特に初期交響曲は「シューベルトやメンデルスゾーンの延長にある」と捉えた清新なアプローチが極めて新鮮で、N響定期でも披露され絶賛されたのも記憶に新しいところ。中期以降でも「第5番」の終楽章フーガの明晰な音捌き、「第7番」の歌謡性や「第9番」の宇宙的な深遠さの表出など、それぞれの作品の個性を鮮やかに捉えています。
【完全生産限定盤】
■10CD
■SA-CDハイブリッド(SA-CD層は2chと5.1ch)
■日本国内先行発売(海外発売未定)
■マルチケースを三方背ボックスに収納
■別冊解説書付き
※完全生産限定盤は数に限りがありますので、お早めにお買い求めください。Disc1
● 交響曲ニ短調 WAB.100(第0番)(原典版/新全集XI 1968年出版/ノーヴァク校訂)録音時期:2017年3月
Disc2
● 交響曲第1番ハ短調 WAB.101(1866年第1稿/リンツ稿 新全集I/1 1953年出版/ノーヴァク校訂)録音時期:2013年2月6-8日
Disc3
● 交響曲第2番ハ短調 WAB.102(1872/77年第2稿/新全集新版II/2 2007年出版/ノーヴァク~キャラガン校訂)録音時期:2011年3月30日~4月1日
Disc4
● 交響曲第3番ニ短調 WAB.103(1889年第3稿/新全集III/3 1959年出版/ノーヴァク校訂)録音時期:2014年3月19-21日
Disc5
● 交響曲第4番変ホ長調 WAB.104『ロマンティック』(1878/80年稿/新全集IV/2 1953年出版/ノーヴァク校訂)録音時期:2009年9月3-5日
Disc6
● 交響曲第5番変ロ長調 WAB.105(原典版/新全集V 1951年出版/ノーヴァク校訂)録音時期:2009年4月2,3日、5月28-30日
Disc7
● 交響曲第6番イ長調 WAB.106(原典版/新全集VI 1952年出版/ノーヴァク校訂)録音時期:2010年5月20-22日
Disc8
● 交響曲第7番ホ長調 WAB.107(原典版/新全集VII 1954年出版/ノーヴァク校訂)録音時期:2006年11月22-24日
Disc9
● 交響曲第8番ハ短調 WAB.108(1890年第2稿/新全集VIII/2 1955年出版/ノーヴァク校訂)録音時期:2011年10月
Disc10
● 交響曲第9番ニ短調 WAB.109(原典版/新全集IX新版 2000年出版/コールス校訂)録音時期:2008年2月27-29日
レコーディング・プロデューサー:クリストフ・クラーセン、ウド・ヴュステンドルファー
サウンド・エンジニア&ステレオ・ミキシング:トーマス・エシュラー、リュディガー・オルト
マルチ・ミキシング:クリストファー・クラーセン、トーマス・エシュラー、ウド・ヴュステンドルファー、リュディガー・オルト