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SACDに特化した偏屈ブログ

ハープ・ファン必聴! 19世紀にスウェーデンを中心に活躍したボヘミア生まれプラテのハープのための作品集

プラテ: ハープのための作品集
デルフィーヌ・コンスタンタン=レズニク 、 ダニエラ・ムスカ 、 ノールショピン交響楽団

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。ハープ・ファン必聴!ボヘミア生まれのアントン・エドヴァルド(アントワーヌ・エドゥアール)・プラテ(1796-1875)は、ハープ奏者と作曲家として、彼が生き、活動した19世紀には名の知れた存在だったと言われます。しかし、死後、彼の作品も音楽家としての名声も忘れられ、ノルショーピング交響楽団の首席ハープ奏者に就任したデルフィーヌ・コンスタンタン=レズニクが、ハープのための新しいレパートリーを探るうちに彼の作品に出会ったことから、プラテの名と音楽がふたたび日の目を見ることになりました。

プラテは、1796年ボヘミアの旅回りの人形芝居の一家に生まれました。成人すると彼も公演に加わり、「ダビデの竪琴」と呼ばれる小型のハープを演奏して幕間に観客を楽しませたといいます。その後、紆余曲折を経て、彼はスウェーデンに渡り、ハープ奏者としての名を高めました。ノルウェーフィンランドにツアー、1840年代にはヨーロッパを広く回り、ベルリン、ウィーン、プラハでも演奏しています。活動の範囲は広かったものの、ノルショーピングを中心とする地域でもっぱら活動し、裕福な地主の娘たちを教え、ノルショーピング交響楽団の前身、ノルショーピング管弦楽協会の指揮者も務めたこともあります。1875年5月23日、ノルショーピング西のレードベリの村で生涯を閉じました。彼の死は、ヘルシンキ、ヨーロッパの都市、遠くシカゴでも報じられたといわれます。

コンスタンタン=レズニクのこのアルバムでは、プラテの3つの作品が演奏されます。ハープと管弦楽のための《グラン・コンセール(Grand Concert)》は、雄大な「アレグロ・コン・スピリト」、誠実な心を伝える「アンダンテ・アリオーゾ」の〈ロマンツァ〉、民俗音楽からインスピレーションを得た「ポラッカ・ア・ラ・スヴェデーズ(スウェーデン風ポラッカ)」の〈ロンド〉の3楽章の作品です。このアルバムの演奏には、スウェーデン音楽アカデミーが2018年に出版した『スウェーデン音楽遺産(Levande Musikarv)』の版が使われています。《スウェーデン民謡による主題と変奏曲》は、『ラ・フォリア』を替え歌にして歌われることの多かった童謡《Katten och killingen(猫と子猫)》を主題にした「サラバンド」と7つの変奏の作品。《ノルウェーの思い出:山と谷から(Souvenir de Norvege:Fra Fjell og Dale)》は、《En liten Gut ifra Tistedal'n(ティステダーレンの少年)》《A kjore vatten og kjore ved(川を越え、森を進み)》《I fjolgjett je gjeita(去年、山で山羊の番をしていると)》《Stusle Sundagskvelden(もの悲しい日曜の夕べ)》の4曲を素材にした「ロマンティック幻想曲」です。

フランスのハープ奏者、デルフィーヌ・コンスタンタン=レズニクは、ブーローヌ=ビヤンクール国立音楽院チューリッヒ音楽劇場大学でアニー・フォンテーヌとカトリーヌ・ミシェルに学びました。2008年からノルショーピング交響楽団で首席ハープ奏者として演奏、各国のオーケストラに客演しています。2019年、「プラテ・リヴァイヴァル」を記念してノルショーピングに「国際プラテ・ハープ音楽祭コンペティション」を創設、芸術監督を務めています。
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【曲目】
アントン・エドヴァルド・プラテ(1796-1875):
(1)グラン・コンセールト短調~ハープと管弦楽のための
(2)スウェーデン民謡による主題と変奏曲~ハープのための
(3)ロマンティック幻想曲《ノルウェーの思い出:山と谷から》~ハープのための

【演奏】
デルフィーヌ・コンスタンタン=レズニク(ハープ/Lyon and Healy, Style 23)
(1)ノルショーピング交響楽団、ダニエラ・ムスカ(指揮)

【録音】
2020年8月20-24日
ルイ・ド・イェール・コンサートホール
(ノルショーピング、スウェーデン)

 

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