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SACDに特化した偏屈ブログ

リュートの名手リンドベルイが歴史的銘器で奏でるオール・バッハ・プログラム Bach On The Rauwolf Lute

ラウヴォルフ・リュートで弾くバッハ

Bach On The Rauwolf Lute: J.lindberg
ヤコブ・リンドベルイ

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。BISレーベルを代表するリュート奏者ヤコブ・リンドベルイが約30年ぶりにオール・バッハ・プログラムに挑戦!1992年に録音した旧盤(BIS-587/8)ではBWVが付番されているリュート曲を集めた2枚組で、偽作の疑いも多いバッハのリュート作品をリンドベルイの長年の研究と考察の一つの結論としてリリースし、現在も同曲集の決定盤として評価されています。待望の新録音ではリンドベルイの編曲を中心に無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番、無伴奏チェロ組曲第1番そしてシャコンヌと充実の選曲となっております。
使用楽器はシクトゥス・ラウヴォルフが1590年頃に製作した非常に珍しいオリジナルの歴史的銘器で近年リンドベルイが愛奏しております。製作された当初、この楽器は7コースまたは8コースのルネッサンスリュートで13本または15本の弦が対になって張られていました(一番上の弦のみ単弦)。当器は1715年にニュルンベルクレオンハルトマウジールにより新しいネックが付け替えられ、17世紀末から18世紀初頭のドイツのリュート音楽を演奏するために11コースのバロックリュートへと改修されました。なお当楽器の響板は1418年から1560年頃のマツが使用されており、オリジナルの響板で演奏可能な状態のリュートとしては最古のものです。その独特の音色は、バッハがワイマールとケーテンで過ごした時代(1703年から23年)の音楽と完璧に調和しており、その響きを21世紀の現在も聴くことができるのはまさに奇跡と申せましょう。88分長時間収録。
キングインターナショナル

【曲目】
J.S.バッハ:
(1)前奏曲 ニ短調 BWV999(原曲:ハ短調)
(2)フーガ ハ長調(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005より第2楽章)
(3)ラルゴ ヘ長調(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005より第3楽章)
(4)組曲 ハ長調(無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007)
(5)リュート組曲 ヘ長調 BWV1006a(原曲:ホ長調)
(6)ソナタ ト短調(無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調 BWV1001)
(7)シャコンヌ ニ短調(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 ニ短調 BWV1004より第5楽章)

(2) - (7)編曲:ヤコブ・リンドベルイ

【演奏】
ヤコブ・リンドベルイ(リュート/Pitch a=392)

使用楽器:シクトゥス・ラウヴォルフ製作(1590年頃、アウグスブルク)

【録音】
セッション録音
2020年9月6-10日
レンナ教会(スウェーデン)

 

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