VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

ダウスゴー率いるスウェーデン室内管がメンデルスゾーンを録音。 繊細な緩急を交えた演奏が光る交響曲第1番と第3番『スコットランド』

メンデルスゾーン: 交響曲第1番&第3番「スコットランド
トーマス・ダウスゴー 、 スウェーデン室内管弦楽団

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。これまでシューマンシューベルトブラームスなどBISレーベルより積極的なリリースが続いているダウスゴー率いるスウェーデン室内管弦楽団。2021年にリリースした「ザ・ブランデンブルク・プロジェクト」(KKC-6359/61 / BIS SA-2199)ではブランデンブルク協奏曲と6人の作曲家による新作委嘱を交えた構想18年の大企画を録音し、レコード芸術誌「特選盤」、朝日新聞 For your collection「推薦盤」など高く評価されています。
期待の新録音はメンデルスゾーンを取り上げました。メンデルスゾーンといえば序曲「美しいメルジーネの物語」、付随音楽「夏の夜の夢」、序曲「フィンガルの洞窟」を収めたアルバム(BIS SA-2166)をリリースしており「メンデルスゾーンの比類なき精神を捉えた演奏」としてヨーロッパで話題の録音となりました。期待の交響曲第1弾は第1番と第3番『スコットランド』です!

第1番はメンデルスゾーン15歳の時の作品で、既に12曲の『弦楽のための交響曲』を書いていたとはいえ2管編成フル・オーケストラを用いた初の交響曲
早熟の天才ぶりが眩しい音楽ですが、ダウスゴーは見通しのよさと生命力あふれる演奏を展開しております。一方、美しく抒情的な旋律が魅力の『スコットランド』も実に見事!手兵スウェーデン室内管はダウスゴーが作り出す細かなニュアンスも表現しており、刺激的で繊細な緩急を交えた演奏はここでも光ります。1997年以来長きに渡る信頼関係から生まれる圧倒的な演奏をお楽しみください!
キングインターナショナル

【曲目】
メンデルスゾーン:
交響曲第1番ハ短調 Op.11
(i. 9'31 + ii. 5'53 + .iii 5'57 + iv. 7'52 = 29'24)
交響曲第3番イ短調スコットランド』 Op.56
(i. 14'26 + ii. 4'21 +iii. 8'46 + iv. 8'35 = 36'09)

【演奏】
トーマス・ダウスゴー(指揮)
スウェーデン室内管弦楽団

【録音】
セッション録音
2019年6月9-14日
エレブルー・コンサートホール(スウェーデン)

プロデューサー:インゴ・ペトリ(Take5 Music Production)

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