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SACDに特化した偏屈ブログ

ウィーン・フィル首席ハープ奏者レナエルツも演奏! カレヴィ・アホの二重協奏曲と三重協奏曲

カレヴィ・アホ: 二重協奏曲・三重協奏曲
ディミトリー・メストダグ 、 アンネレーン・レナエルツ 、 ストリオーニ三重奏団 、 オラリー・エルツ 、 ロイヤル・フランダースフィルハーモニー管弦楽団

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SACDハイブリッド盤。コールアングレがソロの協奏曲はほとんどなく、ハープの協奏曲も、たくさん作られているとはいえません。カレヴィ・アホの《コールアングレ、ハープと管弦楽のための二重協奏曲》は、このふたつの楽器をソロとする、おそらく唯一の作品です。アントワープ交響楽団が、ソロ・プレーヤーふたり、ディミトリー・メストダグとアンネレーン・レナエルツのために委嘱。2014年に作曲されました。「タイトルのない」楽章、ハープのための〈カデンツァ〉、コールアングレの技巧を際立たせた「アレグロ」、「アダージョ」の終楽章と、5つの部分が切れ目なく演奏されます。「空(くう)」に始まり「沈黙」に終わる音楽。アホがこれまでに書いた30を超す協奏曲と同様、ソロ楽器のコールアングレとハープの「音」の可能性を最大限に引き出し、オーケストラの色彩パレットをいっぱいに使う、さまざまな要素を含む音楽に作られています。

アントワープ交響楽団がアホの作品を録音するのは、ヨルゲン・ファン・ライエンとアラン・ド・リュデがそれぞれソロを担当した《トロンボーン協奏曲》《トランペット協奏曲》(BIS SA-2196)につづいて、これが2作目。《ヴァイオリン、チェロ、ピアノと室内管弦楽のための三重協奏曲》は、アントワープ交響楽団とオランダのアンサンブル「ストリオーニ三重奏団」の共同委嘱で作曲された作品です。アホが作曲に取りかかったころ、彼の孫娘が生まれ、そのとき彼女のために書いた「子守歌」が、この協奏曲のメロディ素材の核として使われています。「調性のある、夢のような」アンダンテの〈子守歌〉に始まり、「プレスト」「トランクィッロ・ミステリオーソ」「アンダンテ - アレグロモルト」とつづく4楽章の作品。「全体の雰囲気は喜びと(時には、かなりヴィルトォーゾ的な)前向きなエネルギーにあふれ、それでいてメランコリックな瞬間もある」(カレヴィ・アホ)。2019年5月11日にアントワープでマーティン・ブラビンズの指揮で初演された後、《二重協奏曲》と一緒にエリザベートホールでセッション録音されました。
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【曲目】
カレヴィ・アホ(1949-):
(1)コールアングレ、ハープと管弦楽のための二重協奏曲(2014)
(2)ヴァイオリン、チェロ、ピアノと室内管弦楽のための三重協奏曲(2018)

【演奏】
(1)ディミトリー・メストダグ(コールアングレ)
(1)アンネレーン・レナエルツ(ハープ)
(2)ストリオーニ三重奏団
[ヴァウテル・フォッセン(ヴァイオリン)
マルク・フォッセン(チェロ)
バルト・ファン・デア・ルール(ピアノ)]

アントワープ交響楽団
オラリ・エルツ(指揮)

[使用楽器]
Cor anglais: Buffet Crampon, semi-automatic, No.12547
Harp: Camac, type Oriane
Violin: Laurentius Storino, Cremona 1794
Cello: Giovanni Francesco Celoniato, Turin 1730
Piano: Steinway D

【録音】
セッション録音
2019年6月25-28日
エリザベートホール(アントワープ、ベルギー)

制作:トーレ・ブリンクマン
録音:クリスティアンシュタルケ

カレヴィ・アホ: 《ソロ》~チェロ、ヴィオラオーボエクラリネットファゴット、ホルン、フルート
サムリ・ペルトネン 、 戸川ひより 、 ピート・ヴァン・ボックスタル 、 ジモン・ライトマイアー 、 ブラム・ヴァン・サムベーク 、 マリー=ルイーズ・ノイネッカー 、 シャロン・ベザリー

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