VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

リットンがピアノ演奏! リットン夫婦が奏でるヴィオラとピアノのための作品集

コルナウト&フックス: ヴィオラとピアノのための作品集
リットン・デュオ

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。2020年春、新型コロナウイルスが急激に蔓延したために相次いで演奏会がキャンセルとなったアンドルー・リットン。そのため、リットンはニューヨーク・シティ・バレエ団の首席ヴィオラ奏者をつとめる妻カンタリーナ・カン・リットンと自宅で演奏をする機会が増えました。ブラームスソナタを弾いていたリットン夫婦はブラームスと同時代を生きたロベルト・フックス(1847-1927)とフックスの弟子エゴン・コルナウト(1891-1959)という2人のウィーンの作曲家に興味を持ち録音を決めました。ブラームスが称賛したフックスのヴィオラソナタは1909年、幻想小曲集は最晩年1927年の作品。シェーンベルクバルトークが活躍していた20世紀初頭ですがフックスの音楽は旋律の美しさが魅力で、洗練された響きが印象的です。一方、現チェコ領のオロモウツに生まれウィーンで活躍したコルナウトのヴィオラソナタは1912年の作品です。最後に収録したのは朝鮮民謡「アリラン」は名ピアニストで作曲も手掛けるスティーヴン・ハフがリットン夫婦の結婚のプレゼントとして二人のために編曲しました。
韓国にルーツをもつカタリーナはドイツで育ち9歳よりロベルト・シューマン大学デュッセルドルフでローザ・ファインにヴァイオリンを師事。その後渡米しマンハッタン音楽学校ではピンカス・ズッカーマンから薫陶を受けています。ヴァイオリニストとしては、モスクワ、サンクトペテルブルク、フランクフルト、アムステルダム、ベルゲン、ボルティモア、ベルリン、ケルン、ハンブルグ、ニューヨーク、リオデジャネイロなど、世界の主要なオーケストラでソリストとして活躍しています。
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【曲目】
(1)コルナウト:ヴィオラソナタ 嬰ハ短調 Op.3(1912)
(2)フックス:幻想小曲集 Op.117
(3)フックス:ヴィオラソナタ ニ短調 Op.86
(4)朝鮮民謡(ハフ編曲):アリラン

【演奏】
リットン・デュオ
[カタリーナ・カン・リットン(ヴィオラ/Robert Clemens, Saint Louis 2014)
&アンドルー・リットン(ピアノ/Bechstein D Concert Grand)]

【録音】
2020年10月23-25日
ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)

アンドルー・リットンSACD HYBRID:タワーレコード