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SACDに特化した偏屈ブログ

小川典子によるサティのピアノ独奏曲全曲録音の第5弾は初期および秘儀的作品! 1890年製エラールによる演奏で当時の響きを追求

サティ: ピアノ独奏曲全曲録音第5集「エソテリック・サティ」
小川典子 

タワーレコード

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SACDハイブリッド盤。BISレーベルを代表する世界的ピアニスト小川典子。2015年の歿後90年を記念して始動したサティのピアノ独奏曲全曲録音。
各誌で絶賛された第1弾(KKC-5644 / BIS SA-2215)、第2弾(KKC-5719 / BIS SA-2225)、第3弾「ヴェクサシオン」(KKC-6217 / BIS SA-2325)、第4 弾「ルラーシュ-シネマ」(KKC-6374 / BIS SA-2335)に続く第5弾「エソテリック・サティ」の登場です!

19世紀末から20世紀初頭のフランスで活躍したサティ。10代のときパリ音楽院で学ぶも馴染めず、自由な発想の芸術家が集うモンマルトルで作曲活動を行いました。1905年には作曲法を学び直すためにスコラカントルムでダンディに師事。作曲家としての知名度が上がるにつれ、ジャン・コクトーピカソといった著名な芸術家たちから注目され親交を深めていきました。やがて独自の世界を作り出し標題の風刺性とともに、何ものにもとらわれない純粋な音楽的感性の奔放な表現を追求していきました。
第5集では初期および秘儀的作品を収録。楽譜に小節線のない「バラ十字教団の最初の思想」、あまり録音のない「ユスピュ」など、サティのオリジナリティに溢れた世界が広がります。
2018年8月にかけて行われた当録音は現在特任教授を務める東京音楽大学のスタジオにおけるセッション。使用楽器は1890年製エラールピアノで、サティがピアノ曲の多くを作曲した同時代の楽器で演奏しております。当時の響きを追求した小川典子渾身の録音です。
キングインターナショナル

【曲目】
サティ:
(1)4つの前奏曲よりエジナール(アインハルト)の前奏曲(1893)
(2)冷たい小品
[3つの逃げ出させる歌/3つの逃げ出させる歌第2番(より半音階的に)/3つのゆがんだ踊り/3つのゆがんだ踊り第2番](1897)
(3)新しい冷たい小品
[i. 壁について / ii. 木について / iii. 橋について](1907)
(4)4つの前奏曲よりナザレ人の第1 の前奏曲(1893)
(5)ユスピュ(3幕のキリスト教的バレエのための)(1892)
(6)ゴシックの舞曲(1893)
(7)[多分貧しい人々のために](1893)
(8)3つのハーモニー(1895)
(9)祈り(1894)
(10)若い令嬢のためにノルマンディの騎士によって催された祝宴(1892)
(11)4つのオジーヴ(1886?)
(12)[バラ十字教団の最初の思想](1891)

【演奏】
小川典子(ピアノ/1890年製エラール)

【録音】
セッション録音
2018年8月
東京音楽大学、Jスタジオ

プロデューサー&サウンド・エンジニア:
マリオン・シュヴェーベル(Take5 Music Production)

 

 

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