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ラヴェルの「ローマ大賞」応募作品を集めたアルバムを ロフェ率いるフランス国立ロワール管が録音

ラヴェル: ローマ大賞のためのカンタータ
パスカル・ロフェ 、 フランス国立ロワール管弦楽団

タワーレコード

 

 

ラヴェルが「ローマ大賞」に応募した作品をロフェ率いるフランス国立ロワール管が録音!「ローマ大賞」とは芸術を専攻する学生に対してフランス国家が授与した奨学金付留学制度。1663年にルイ14世によって創設され、1968年に廃止されるまで300年ほど続いた歴史ある賞です。

創設当初は建築、絵画、彫刻、版画の各分野に与えられていましたが、音楽賞は1803年に追加。予選はフーガと合唱作品、本選は三人の独唱者と管弦楽による大規模なカンタータ作品で審査されます。
ラヴェルは1901年に「ミルラ」で3位を受賞したもののグランプリを獲ることはできず、1904年には不参加、さらに1905年は本選に進めませんでした。しかし、五度も落選した結果とは反し、ラヴェルらしい色彩感豊かな作品の数々は流石の一言に尽きます。20代のラヴェルが「ローマ大賞」に向けて直向きな思いで取り組んだそれぞれの作品の充実度は天才ラヴェルだからこそと言えます。
パスカル・ロフェはオーケストラの音色を色鮮やかに変化させる魔術師のよう。ラヴェルの煌めく世界をご堪能ください!
(キングインターナショナル)

【曲目】
ラヴェルローマ大賞のためのカンタータ
[Disc1]
1.「アリッサ」(1903)
2.「アルシオーヌ」(1902)
3.「ミルラ」(1901)

[Disc2]
4.「オーロラ」(1905)
5.「夜」(1902)
6.「踊り子たち」(1900)
7.「プロヴァンスの朝」(1903)
8.「全ては光明」(1901)

【演奏】
ヴェロニク・ジャンス(ソプラノ)[1]
ジュリアン・ベーア(テノール)[1]
ジャック・インブライロ(バリトン)[1]
ソフィー・コシュ(ソプラノ)[2]
ヤニナ・ベヒレ(メゾ・ソプラノ)[2]
ジュリアン・ベーア(テノール)[2]
ヴァンニーナ・サントーニ(ソプラノ)[3]
マイケル・スパイアーズ(テノール)[3]
ジャック・インブライロ(バリトン)[3]
マティス・ラジエ(テノール独唱)[4]
クラリス・ダレ(ソプラノ独唱)[5-8]
フランス国立ロワール合唱団[4-8]
ヴァレリー・ファイエ(合唱指揮)[4-8]

フランス国立ロワール管弦楽団
パスカル・ロフェ(指揮)

【録音】
2020年9月3-5、8、10&11日、シテ・デ・コングレ、ナント(フランス)[1-3]
2021年9月10&11日、コンベンションセンター、アンジェ(フランス)[4-8]5.0 Surround sound
マルチチャンネル
クラムシェル・ボックス仕様
Disc1 78'07
Disc2 24'04

 

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