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SACDに特化した偏屈ブログ

時代の精神 L'esprit du temps ~ ストラヴィンスキー、ブーランジェ姉妹、エネスク(アナスタシア・フェルレヴァ&フランク・ファン・デ・ラール)オランダの高音質レーベル TRPTK トリップティック

時代の精神 L’esprit du temps
アナスタシア・フェルレヴァ 、 フランク・ファン・ド・ヴァール

 

タワーレコード

 

TRPTK

オーディオ・エンジニアのブレンドン・ハインストと音楽プロデューサーのルーク・マイセンによって2014年に創設されたオランダの高音質レーベル「TRPTK」(トリップティック)の取り扱いを開始します。ブレンドン・ハインストが開発した最新技術 Optimised Omnidirectional Array(OOA)によって真に正確な音場イメージを創り出すことを目的とし、細やかな息遣いや弓の動き、すべての動作が驚くほどクリアに感じられるようになります。また、微細なディテールを余すことなく保存するために、DXD(Digital eXtreme Definition) 352.8 kHz 32 bit にて録音され、大聖堂のオルガンの巨大なパイプからピッコロフルートの最高音まで、囁くような小さな音からオーケストラの大音響まで、オリジナル演奏のすべてを記録し、美しいコンサートホールや教会にいるような没入感をリスニングルームへお届けします。

 


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20世紀初めのパリ。ブーランジェ姉妹はその音楽の中心にいました。女性として初めてローマ大賞を受賞し、作曲家として認められたにも関わらず24歳の若さで亡くなってしまったリリ・ブーランジェ。その姉でコープランドやロイ・ハリスなどを育てた教育者として有名なナディア・ブーランジェ。このアルバムに収録されている《イタリア》組曲の原型となり、新古典主義音楽のはしりとなった《プルチネルラ》を作曲したストラヴィンスキー。そして彼らと同時期に活躍し、ルーマニア民族音楽から影響を受けていたジョルジェ・エネスク。パリで活躍した新古典主義音楽の作曲家に取り組んだこのアルバムでアナスタシア・フェルレヴァたちは、特にエネスクの作品に対して「かなりの年月の間、私たちはこの作品に集中的に取り組み、コンサートで頻繁に演奏し、毎回何か新しいものを発見しました」と述べています。
チェロのフェルレヴァは2018年ハンス・アイスラー音楽大学修士号を取得しています。彼女の演奏は、確かな説得力があり、その情熱的で魅惑的な解釈と、最後の音まで有機的で鮮やかさと強さを持ったフレージングは高い評価を受けています。
東京エムプラス

【曲目】
ストラヴィンスキー:《イタリア》組曲
リリ・ブーランジェ:哀しみの夜に
ナディア・ブーランジェ:チェロとピアノのための3つの小品
ジョルジェ・エネスク:チェロ・ソナタ第2番 ハ長調 Op.26-2

【演奏】
アナスタシア・フェルレヴァ(チェロ)
フランク・ファン・デ・ラール(ピアノ)

【録音】
2020年8月21日-24日
ヴェストフェスト教会
(スキーダム、オランダ)

 

 


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