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SACDに特化した偏屈ブログ

トロンハイムの室内合唱団アウルムによる「強い女たち」をテーマにした新録音 《母親たちが戦ってきたことのすべて》

母親たちが戦ってきたことのすべて [SACD Hybrid x MQA-CD]
エヴァ・ホルム・フースネス 、 室内合唱団アウルム

タワーレコード

 

 

2L

〈数量限定〉ノルウェーの高音質レーベル「2L」厳選セール〈12タイトル〉

2006年創設の「室内合唱団アウルム Kammerkoret Aurum」とエヴァ・ホルム・フースネス Eva Holm Foosnaesは、2016年にアルバム『UR』(2L129 SACD)をリリース。同じトロンハイムの音楽コミュニティの音楽家たちが「自然、人間、自然とともにある人間」をテーマにして書いた混声合唱曲を歌いました。新しいアルバム『母親たちが戦ってきたことのすべて』のテーマは「強い女たち」。ノルウェーで活動する作曲家たちの7つの作品を歌っています。
指揮者のフースネスが、2014年にノーベル平和賞を受けたパキスタンの女性マララ・ユフスザイに寄せたスヴァンヒル・アムダール・テルネスの詩に作曲した《マララ》。ノルウェー工科自然科学大学(NTNU)で教えるエレン・リンクウィスト Ellen Lindquistがシリアの女性医師に寄せた《ドクトーラ》も、テルネスの詩による作品です。シンガーソングライターのトーネ・オーセ Tone Ase(1965-)は、ユーモリストで作家のマリアンネ・メーロイの詩『母親たちが戦ってきたことのすべて』に作曲。教皇インノケンティウス三世の作とも言われるラテン語詩による《スターバト・マーテル・ドロローサ》(悲しみの御母は立ちませり)を作曲したトロン・H・F・クヴェルノ Trond H. F. Kverno(1945-)は、《マタイ受難曲》(Aurora ACD 4994)など宗教的作品を多く手がけてきました。マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン Marianne Reidarsdatter Eriksen(1971-)は、合唱指揮者、ソプラノ歌手など多面的な活動で知られます。《雨が降ったあと》は、5つの部分に分かれ、彼女独特のダイナミックな音楽語法で書かれた作品です。「日常」に追いまくられる女性たちを冷ややかに描いたアイリル・ノース・ホイスタの詩によるビルギット・ユーペダール Birgit Djupedal(1994-)の《忘れてはいけないことがありすぎる》。フースネスの「劇的、劇場的」な《黒い猿》は、少女の反抗を語るキャサリンマンスフィールド(1888-1923)の詩に作曲され、2019年の「ウプサラ大学合唱団&アンデシュ・ヴァール作曲コンペティション」の第1位と、ニューヨークの「ORTUS 第4回国際ニューミュージック・コンペティション」受賞作のひとつに選ばれた作品です。キングインターナショナル

【曲目】
エヴァ・ホルム・フースネス(1983-):マララ*
トーネ・オーセ(1965-):母親たちが戦ってきたことのすべて [女性参政権協会/正しい声/織物]
トロン・H・F・クヴェルノ(1945-):スターバト・マーテル・ドロローサ
マリアンネ・ライダシュダッテル・エーリクセン(1971-):雨が降ったあと**
ビルギット・ユーペダール(1994-):忘れてはいけないことがありすぎる
エレン・リンクウィスト(1970-):ドクトーラ
エヴァ・ホルム・フースネス(1983-):黒い猿

【演奏】
室内合唱団アウルム
エヴァ・ホルム・フースネス(指揮)
ヴァレリア・ナイラ・リレビェルカ(ソロ)*
クリスチャン・スレッタ(ソロ)**
ハンネ・マーリト・モルダール・イーヴェシェン(ソロ)**

【録音】
2019年11月、2020年11月
セルビュ教会
(セルビュ、ノルウェー)

制作、バランスエンジニアリング、編集、ミクシング、マスタリング:モッテン・リンドベルグ
[DXD(24bit/352.8kHz)録音]

 

 

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