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SACDに特化した偏屈ブログ

ロンドンの敏腕弁護士でありながら技巧派ピアニスト、ポール・ウェーが超絶技巧ソロ編曲版モーツァルト(アルカン編):ピアノ協奏曲第20番&ベートーヴェン(リスト編):“英雄”を録音

モーツァルト(アルカン編): ピアノ協奏曲第20番、他
ポール・ウェー

タワーレコード

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技巧、カデンツァともに狂気沙汰!
アルカン編曲モーツァルトニ短調協奏曲に挑戦!!

ロンドンの敏腕弁護士として高名なポール・ウェー。ピアノの腕も一級どころか、腕扱きのピアニストたちでさえ尻込みするような恐るべき難曲に挑み余裕の技巧と明快な解釈で高く評価されています。

今回はベートーヴェンモーツァルトの名作に挑戦。それも前者はリスト編曲による交響曲、後者はアルカン編曲によるピアノ協奏曲をどちらもピアノ独奏で披露しています。

リスト編の「英雄」はその技巧的要求もさることながら、聴き手を50分惹きつける集中力と説得力も必要な難物。ウェーは余裕の技巧と歌心で感動的に再現していて聴きもの。

アルカン編のモーツァルトのピアノ協奏曲第20番は1861年に出版されました。とてつもなく難しいのはもちろんながら、第1楽章と3楽章のために書かれたカデンツァがアルカンの真骨頂。交響曲第41番「ジュピター」の引用など凝りに凝った技法を駆使しながら、時代を半世紀以上先んじたような調性概念による異常なものとなっていて、まるで第1楽章主部がカデンツァの前奏であるかのようにさえ感じさせられます。
(キングインターナショナル)

【曲目】
1.ベートーヴェン(リスト編):交響曲第3番 変ホ長調 Op.55「英雄」
2.モーツァルト(アルカン編):ピアノ協奏曲第20番 ニ短調 K.466

【演奏】
ポール・ウェー(ピアノ)

【録音】
2021年9月10-15日、ワイアストーン・コンサート・ホール

DSD
5.0 Surround sound
マルチチャンネル
BIS ecopak
83'24"

 

 

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