ベートーヴェン&ベルワルド: 七重奏曲
ウィグモア・ソロイスツ
2020年に結成された「ウィグモア・ソロイスツ」は、イザベル・ファン・クーレンとマイケル・コリンズが中心となりウィグモア・ホールのディレクターであるジョン・ギルホリー(1973-)とのコラボレーションによって生まれた可変室内アンサンブルで、歴史ある当ホールの名を冠した初めての団体です。
当団はバロックから現代まで様々な形態で演奏していくことを目的とし、次世代を担う優れた若手の音楽家たちとの共演でも話題を呼んでいます。当アルバムは同団第3弾。同時代に生きたベートーヴェンとベルワルドの七重奏曲を収録しました。ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、クラリネット、ファゴット、ホルンという珍しい編成の両者の七重奏曲。
若きベートーヴェンが書き上げた七重奏曲は軽快さと温かさに満ちた全6楽章の作品。
一方、スウェーデンの作曲家ベルワルドは独自の音楽表現が魅力で、ことに管楽器の扱いも非常に巧みます。
透明感とともに音楽的なユーモアは新鮮さを感じさせ、ベルワルドの傑作のひとつに数えられます。マイケル・コリンズ、イザベル・ファン・クーレンを筆頭に名手が奏でる贅沢な音色をご堪能ください。
キングインターナショナルベルワルド:
大八重奏曲 変ロ長調【演奏】
ウィグモア・ソロイスツ
イザベル・ファン・クーレン(ヴァイオリン)
レイチェル・ロバーツ(ヴィオラ)
アドリアン・ブレンデル(チェロ)
ティム・ギブス(コントラバス)
マイケル・コリンズ(クラリネット)
ロビン・オニール(ファゴット)
アルベルト・メネンデス・エスクリバーノ(ホルン)【録音】
2022年5月27-29日
セント・ジョーンズ教会
アッパー・ノーウッド(ロンドン、イギリス)