細川俊夫のギター作品をヤコブ・ケッレルマンが録音しました!日本民謡をギター独奏のために編曲した作品など、これまで数多くギター作品を手掛けてきた細川。当アルバムには細川がこれまで作曲したギターを伴う作品を収録しています。
撥弦楽器(ギター)は古来より詩や歌とともに紡がれてきました。クラシックギターと日本民謡との親和性は高く、箏を想起させる音色が実に美しく響きます。ここに収録された作品はギター独奏、ギターと声、ギターと弦楽アンサンブルなど、いずれも細川作品の根源的な側面があらわれています。
細川作品をこよなく愛するギタリスト、ヤコブ・ケッレルマンは、ソプラノのイルゼ・エーレンス、クリスティアン・カールセン率いるタリン室内管弦楽団とともに繊細にして魅惑的な演奏を披露しています。
12の日本民謡からなる《日本の歌》はケッレルマンの委嘱作。2004年に作曲した「さくら」以外の11曲が新たに編曲され、日本の12か月、四季を感じられる色彩豊かな作品となっております。世界初演は2024年2月。同年9月に当録音が行われました。
キングインターナショナル【曲目】
「目覚め」~細川俊夫:ギター作品集2つの日本民謡~ソプラノとギターのための(2003)
(1) 黒田節
(2) 五木の子守唄セレナーデ~ギターのための(2003)
(3) 月光(つきひかり)のもとで
(4) 夢路恋歌I~ソプラノとギターのための(1986)
(5) 秋の田の
(6) 君が行く
(7) 由良の門を(8) 旅 IX「目覚め」~ギター、弦楽、打楽器のための(2007)
《日本の歌》12の日本民謡集~ギター独奏のための編曲作品(2004*/2022)
(9)さくら(4月)*
(10) 春の小川(5月)
(11) 通りゃんせ(6月)
(12) ふるさと(7月)
(13) 山寺の和尚さん(8月)
(14) 赤とんぼ(9月)
(15) 荒城の月(10月)
(16) 夕焼け小焼け(11月)
(17) 雪の降る街を(12月)
(18) お正月(1月)
(19) かあさんの歌(2月)
(20) 江戸の子守唄(3月)【演奏】
ヤコブ・ケッレルマン(ギター)
(1)(2)(5)(6)(7)イルゼ・エーレンス(ソプラノ)
(8)タリン室内管弦楽団、クリスチャン・カールセン(指揮)【録音】
(1)-(7)(9)-(20)2023年9月21&22日/スンドビュベリ教会、ストックホルム(スウェーデン)
(8)2023年1月12&13日/ハウス・オブ・ザ・ブラックヘッズ、ホワイトホール、タリン(エストニア)
プロデューサー&サウンド・エンジニア:ハンス・キプファー(Take5 Music Production)