リゲティ: 弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」&第2番、バルトーク: 弦楽四重奏曲第4番
マーメン四重奏団
2013年英国王立音楽大学(RCM)にて結成されたマルメン弦楽四重奏団のBISレーベルからのデビュー盤はリゲティとバルトークです。
リゲティの弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」は4つの核となる音が様々に変容して姿をあらわし12のパートからなる作品。間をおかずに演奏されます。楽章ごとに落ち着いたテンポと急速なテンポとが交互に置かれ、中間部に一曲だけワルツのリズムで優雅に演奏される楽章があります。一方、弦楽四重奏曲第2番は1968年に書かれこちらは5つのパートからなります。リゲティに挟み収録されたバルトークの弦楽四重奏曲第4番は民俗音楽とアヴァンギャルドが巧みに融合された実に魅惑的な作品で、リゲティに特に強い影響を与えた作品でもあります。高度な演奏技術を要す一方、弦楽器を熟知したバルトークがかつてない色彩と個性を引き出した傑作です。注目のクァルテットが20世紀のハンガリーの主要作に挑みます。
キングインターナショナル【曲目】
リゲティ:弦楽四重奏曲第1番「夜の変容」(1953-1954)
バルトーク:弦楽四重奏曲第4番(1928)
リゲティ:弦楽四重奏曲第2番(1968)【演奏】
マーメン弦楽四重奏団
【ヨハネス・マーメン(ヴァイオリン)
ライラ・バレンティン・ブラウン(ヴァイオリン)
ブライオニー・ギブソン=コーニッシュ(ヴィオラ)
シネイド・オハロラン(チェロ)】【録音】
セッション録音:2023年7月27~31日/ワイアストーン・コンサート・ホール(モンマス)
参考動画:ライヴの模様です