今日、棚の整理をしながら
ふとSACDの数を数えてみたら・・・面倒で途中で止めたんですが・・・150枚はあるかと・・
ぼちぼちレヴューしていきますんで^^;
今後はもっとレコーディング、マスタリング・エンジニアにスポットを当てたレヴューもやっていけたらな、と思っています
私が某なんとかCDの類に否定的でSACDを推す理由は
「エンジニアの存在の有無」です
LPからCDに移行時、音源をデジタル化してノイズなどの除去のみの簡単な作業のみでOKとエンジニアが冷遇されたそうですが、初期CDの音の悪さは皆さんご承知の通り
冷遇されて経験や技術の積み重ねに障害が出たのは想像に難くありません
現在日本では同じ事が起こっていて、将来的に「良い音で聴く」という音楽好きの欲求が叶えられなくなる可能性がある。という事に警鐘をならしているわけです
もう携帯オーディオプレイヤーが主流で「良い音」の基準が下がっているのだから、エンジニアを育てても仕方ないよ、そんな気でいるのかとさえ思います
SACDは現状そのポテンシャルを生かしきれてないのですが、それだけにまだ伸びしろがある
現にここ数年のソニーの音質は著しく向上しています(反面、宣伝費などは切り詰めがちですが・・ソニー・ミュージック・スタジオは「ソニー・スピリッツ」の最後の砦みたいな状況)
ダグ・サックスなど世界的なマスタリング・エンジニアもSACDを支持している事も重要だと思います
今後次世代メディアへ移行しようと、優秀なエンジニア無くしては、何の意味もないのです。宝の持ち腐れです
DSDはPCMの64倍の容量を持つから音が良い
わけではなく、その容量があるからエンジニアの表現に制限がないからこそ、なんです。その表現力はセンス、そして経験で培われます
最近ではDSDの4倍というDXDという技術のSACDも登場してきています(そのうち紹介できると思います)これらの技術で経験を積んで我々に良い音を届けて欲しい・・今の日本では音源使いまわし商法でエンジニアの出番なし・・(HQCDは一部リマスターをだしている様なので評価できますが、そこまでするならSACDの方がいいだろ。まあわざわざする必要のないものなら良いですが)
個人的な理想としてはアナログの良い味を残しつつ、SACDならではの音、表現力の追求に期待したいです。単にアナログのリイシュー・メディアならアナログには勝てませんから
まあ、勝ち負けではないのですが・・象と鯨みたなもんで別ものでどちらも良し、とTPOに合わせた楽しみだと思います
ダラダラと書いてしまいましたが・・・変わり者の戯言と取られるかも知れませんね^^;
でも、現状の日本はマズイ。消費者も「聴き比べ」という行為にハマリがち・・
どうせならエンジニアの仕事に目を向けて聴いてみる事をお薦めしたい
「これいい音だな」と思ったアルバム
結構マスタリング・エンジニアが同じだったりしますよ
ま、一番大切なのは
「没頭」ですけどね