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SACDに特化した偏屈ブログ

与世山澄子  インターリュード

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1 Interlude
2 Misty
3 Lover Man
4 Somewhere In THe Night
5 If
6 Since I Fell For You
7 Night And Day
8 Poor Butterfly
9 What A Wonderful World
10 So In Love
11 Left Alone
12 Bookends

SACD2005 ハイブリッド  DSDレコーディング


世界は広いとよく言うが、日本だって広い。こんな素晴らしい歌い手がいるのだから・・

与世山澄子(よせやますみこ)
 1940年、八重山小浜島に生まれる。

16歳でデビューし、1957年、ボブ・ホープとレス・ブラウン楽団と共演。1972年の本土復帰まで、米軍基地のクラブでフルオーケストラをバックに活躍する。

復帰の年に、ジャズスポット"インタリュード"をオープン。お店での演奏の傍ら、本土公演も増え、ジャズ評論家や著名人から賞賛される。

1983年、待望のファーストアルバム「イントロデュージング」が発売され、地元沖縄以上に本土で熱い注目を集めた。

1984年、ビリー・ホリディのピアノ奏者であった世界的ピアニスト、マル・ウォルドロンとの共作「With Mal」、1985年には3rdアルバム「DUO」を発表。

そして2005年にこの「インターリュード」を発表するのです

菊池成孔(テナーサックス)、南博(ピアノ)、安ヶ川大樹(ベース)という新鋭ミュージシャンが沖縄に飛び、与世山の店「インターリュード」にてDSD録音。プロデューサーはバートン木村、レコーディング&ミキシング、マスタリングはZAK

音が鳴り始めた瞬間「インターリュード」の店内に、あたかもその録音現場に立ち会っているかの様な錯覚を覚える。音だけでない、空気も詰め込んだかの様なリアルさがある

そして与世山の歌が始まる・・深く、悲しく、それでいて全てを包み込む様な慈愛に満ち溢れた歌声

彼女の戦後沖縄で店を守り続け、そして歌い続けてきた人生を想像してしまい自然と目頭が熱くなる。

演奏陣も彼女の歌を引き立てるよう、静かに、そしてエモーショナルに


内容、音質ともに優秀で記録物としてもとても貴重。よくぞこのアルバムを製作してくれた!ありがとう!と言いたい1枚

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