2009年2月&3月最新ライヴ
1995年以来、シカゴ交響楽団(CSO)首席客演指揮者のポストにあり、2009年10月よりあらたにヘレン・レーゲンスタイン名誉指揮者の称号を得た、楽壇の最重鎮ピエール・ブーレーズ。来る2010年3月に85歳の誕生日を迎えるのを記念してリリースの運びとなったCSO・RESOUND最新アルバムは、ブーレーズがもっとも得意とする作曲家ストラヴィンスキーの作品集。
【ブーレーズのストラヴィンスキー】
ストラヴィンスキーは、1950年代末より本格的に指揮活動を開始したブーレーズが意欲的に取り上げてきた作曲家のひとり。1960年代より1970年代にかけて、管弦楽曲から歌曲にいたる作品の数多くを録音したのちも、CSOをはじめ世界有数のオケとともに実演と並行して繰り返しレコーディングを行なっています。じっさい、ここに収録された3つの作品もすべてライヴによる再録音となります。
2010年に生誕300年を迎えるペルゴレージの音楽素材からストラヴィンスキーがまったく独自の手法で組み上げた、新古典主義時代の代表作『プルチネッラ』。ブ[レーズは1975年に組曲をニューヨーク・フィルとセッション録音、1980年には全曲版をアンサンブル・アンテルコンタンポランとセッション録音しています。
『3楽章の交響曲』をブーレーズは1996年にベルリン・フィルとレコーディング。なお、CSO は『3楽章の交響曲』を1993年にショルティと録音しています。
ブーレーズにとって本アルバム収録作品中最多の録音回数となる『4つのエチュード』は、まず1963年にフランス国立管と録音、1981年に同じくフランス国立管と再録音、1992年にはCSOと録音しています。
ストラヴィンスキーは、1950年代末より本格的に指揮活動を開始したブーレーズが意欲的に取り上げてきた作曲家のひとり。1960年代より1970年代にかけて、管弦楽曲から歌曲にいたる作品の数多くを録音したのちも、CSOをはじめ世界有数のオケとともに実演と並行して繰り返しレコーディングを行なっています。じっさい、ここに収録された3つの作品もすべてライヴによる再録音となります。
2010年に生誕300年を迎えるペルゴレージの音楽素材からストラヴィンスキーがまったく独自の手法で組み上げた、新古典主義時代の代表作『プルチネッラ』。ブ[レーズは1975年に組曲をニューヨーク・フィルとセッション録音、1980年には全曲版をアンサンブル・アンテルコンタンポランとセッション録音しています。
『3楽章の交響曲』をブーレーズは1996年にベルリン・フィルとレコーディング。なお、CSO は『3楽章の交響曲』を1993年にショルティと録音しています。
ブーレーズにとって本アルバム収録作品中最多の録音回数となる『4つのエチュード』は、まず1963年にフランス国立管と録音、1981年に同じくフランス国立管と再録音、1992年にはCSOと録音しています。
【さらに冴え渡るブーレーズの精緻なアプローチ】
もとより明晰きわまりないアプローチで、精緻な内容を聴かせることで知られるブーレーズは、上述の『エチュード』と併せてバレエ『火の鳥』と『花火』のレコーディングでも、CSOよりカラフルでパワフルな響きを引き出すことに成功していました。前回より17年ぶり、いっそうの結びつきを強めているCSOとの再顔合わせとなる『エチュード』はもちろん、膨大な情報量に加え、とりわけ過激なリズムと広大なダイナミクスで、もっともCSO向きの作品ともいえる『3楽章の交響曲』、魅力的な若手ソリストの起用も話題の『プルチネッラ』でも、これまで同様に最上級の成果が期待されるところです。
「フランスのマエストロによる非の打ちどころのないみごとな指揮ぶりとCSOにおよぼす途方もない影響力によりいつも、わたしたちはずっとさらに多くを渇望するままでいるのだ。」(シカゴ・サン・タイムズ紙)
「ブーレーズがサクッと、そしてエレガントに作品の姿を提示したことによって、ストラヴィンスキー初期のリズムと構造への洞察がいかに深く、また、いかに注目すべき点を作品が留めていたままかを、わたしたちにちょうど思い起こさせます。」(アンドルー・パトナー-サン・タイムズ・ドットコム)
もとより明晰きわまりないアプローチで、精緻な内容を聴かせることで知られるブーレーズは、上述の『エチュード』と併せてバレエ『火の鳥』と『花火』のレコーディングでも、CSOよりカラフルでパワフルな響きを引き出すことに成功していました。前回より17年ぶり、いっそうの結びつきを強めているCSOとの再顔合わせとなる『エチュード』はもちろん、膨大な情報量に加え、とりわけ過激なリズムと広大なダイナミクスで、もっともCSO向きの作品ともいえる『3楽章の交響曲』、魅力的な若手ソリストの起用も話題の『プルチネッラ』でも、これまで同様に最上級の成果が期待されるところです。
「フランスのマエストロによる非の打ちどころのないみごとな指揮ぶりとCSOにおよぼす途方もない影響力によりいつも、わたしたちはずっとさらに多くを渇望するままでいるのだ。」(シカゴ・サン・タイムズ紙)
「ブーレーズがサクッと、そしてエレガントに作品の姿を提示したことによって、ストラヴィンスキー初期のリズムと構造への洞察がいかに深く、また、いかに注目すべき点を作品が留めていたままかを、わたしたちにちょうど思い起こさせます。」(アンドルー・パトナー-サン・タイムズ・ドットコム)
【元フィリップス・スタッフによる超優秀録音】
このたびの録音プロデューサーは、元フィリップスの録音スタッフが創設したオランダ・ポリヒムニア社の総帥エヴァレット・ポーター。これまでに手がけた高品位のレコーディングでオーディオ・ファイルからの信頼も厚いスタッフの起用は、まさにブーレーズの方向性に沿うものといえるでしょう。(キングインターナショナル)
Polyhymnia International:
Polyhymniaは、世界のコンサート・ホール、教会、劇場などにおけるアコースティック音楽のハイエンド録音を専門としている。SACDとDVD-Audio用の高解像度サラウンド・サウンドをプロデュースする、世界のトップ技術者集団のひとつでもある。エンジニアはみな長年の経験を持ち、世界最高のクラシック・アーティストの演奏を録音している。そして、彼らとともにオーディオファイル・サウンドと完璧なバランスを持った音楽を生み出す専門家である。Polyhymniaの録音装置は、大半が自社製あるいは既存の装置を大幅に改良したもので、アナログ信号経路には特に重点が置かれている。マイク、プリアンプ、マイクの内部電気回路など、録音で使用される一連の装置の大半が独自に設計され組み立てられているのも、これが理由である。
Polyhymnia Internationalは、旧Philips Classics Recording Centerの中心として活躍していた人々がこの部門を買い取り、1998年に設立した。詳しい情報は:http://www.polyhymnia.nl
Polyhymniaは、世界のコンサート・ホール、教会、劇場などにおけるアコースティック音楽のハイエンド録音を専門としている。SACDとDVD-Audio用の高解像度サラウンド・サウンドをプロデュースする、世界のトップ技術者集団のひとつでもある。エンジニアはみな長年の経験を持ち、世界最高のクラシック・アーティストの演奏を録音している。そして、彼らとともにオーディオファイル・サウンドと完璧なバランスを持った音楽を生み出す専門家である。Polyhymniaの録音装置は、大半が自社製あるいは既存の装置を大幅に改良したもので、アナログ信号経路には特に重点が置かれている。マイク、プリアンプ、マイクの内部電気回路など、録音で使用される一連の装置の大半が独自に設計され組み立てられているのも、これが理由である。
Polyhymnia Internationalは、旧Philips Classics Recording Centerの中心として活躍していた人々がこの部門を買い取り、1998年に設立した。詳しい情報は:http://www.polyhymnia.nl
【収録情報】
ストラヴィンスキー:
・バレエ音楽『プルチネッラ』全曲 (1920)
・3楽章の交響曲 (1942-45)
・オーケストラのための4つのエチュード (1914-1928)
ロクサーナ・コンスタンティネスク(メゾ・ソプラノ)
ニコラス・ファン(テノール)
カイル・ケテルセン(バス・バリトン)
シカゴ交響楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
ストラヴィンスキー:
・バレエ音楽『プルチネッラ』全曲 (1920)
・3楽章の交響曲 (1942-45)
・オーケストラのための4つのエチュード (1914-1928)
ロクサーナ・コンスタンティネスク(メゾ・ソプラノ)
ニコラス・ファン(テノール)
カイル・ケテルセン(バス・バリトン)
シカゴ交響楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)