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SACDに特化した偏屈ブログ

シューベルト ヴァイオリンとピアノのための作品全集 第1集 ユリア・フィッシャー マーティン・ヘルムヘン

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Schubert: Complete Works for Violin and Piano Vol. 1 - Julia Fischer, Martin Helmchen

シューベルト
・ヴァイオリン・ソナタソナチネ)第1番ニ長調D.384, Op.137-1
・ヴァイオリン・ソナタソナチネ)第2番イ短調D.385, Op.137-2
・ヴァイオリン・ソナタソナチネ)第3番ト短調D.408, Op.137-3
・ヴァイオリンとピアノのための『華麗なるロンド』ロ短調D.895, Op.70
 ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン、グァダニーニ1742)
 マーティン・ヘルムヘン(ピアノ、スタインウェイ

 録音時期:2009年1月3-5日、7月3-5日
 録音場所:オランダ、ファルテルモント
 録音方式:DSD(セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND





すでに巨匠の風格を漂わせる堂々たるヴァイオリン、弱冠23歳でドイツの名門フランクフルト音楽大学の教授に就任するというカリスマ性、そして美貌。“ヴァイオリン界に現れた超新星”から“ドイツの若き巨匠”へと進化したユリア・フィッシャーが、モーツァルトの協奏交響曲(PTC5186098)以来2年振りにペンタトーン・クラシックスに登場! 大注目のプログラムはシューベルト
 31歳という若さでこの世を去ったシューベルトが19歳の時(1816年)に作曲を行い、晩年の1836年に「3つのソナチネ」として出版された「ヴァイオリン・ソナタ集」。これまで協奏曲や室内楽をメインに取り上げてきたユリア・フィッシャー。ピアノとのデュオによる本格的なレコーディングは、このシューベルトが初となる。
 ユリア・フィッシャーがこのシューベルトでコンビを組むのは、難関“クララ・ハスキル・コンクール”を2001年に弱冠19歳という若さで制覇したドイツの天才ピアニスト、マーティン・ヘルムヘン。ペンタトーンからリリースされている「ピアノ・ソナタ第20番」(PTC5186329)、「ピアノ五重奏曲《ます》」(PTC5186334)が世界規模で絶賛を博すなど、すでに名演の誉れが高い。ユリア・フィッシャーとマーティン・ヘルムヘン。ドイツが輩出した2人の若き巨匠の才能によって生み出されるシューベルトの音楽。(東京エムプラス)


シューベルトの美しいメロディにはユリア・フィッシャーの余計なひけらかしの無い音楽性豊かなヴァイオリンがよく合う。ピアノとのデュオで一聴地味な印象すら受けるが、じっくり耳を傾ける度に優しく染み込んでくる。日頃の喧騒のストレスが溶け出していくようである

シューベルトのメロディを聴くと幼い日を思い出す。それは私が10歳の時に父の影響でシューベルトを聴き始めたというのもあるだろうが、このアルバムは「草」の薫りや「風」の感触が漂ってくる感じがする。前が海、後ろが山といった九州のド田舎で育ったのでその時の情景が浮かぶ。優しく牧歌的なメロディは爽やかで心地よい

これはあくまで私の例ですが、きっと誰にでもそれぞれの思い出が浮かんでくるのではないでしょうか

フィッシャーとヘルムヘンのコンビネーションもとても良い。静と動とが上手く溶け込み間合いも絶妙。どちらがでしゃばる事の無い演奏に思います

音質も申し分ないです。素晴らしい。旧フィリップスの流れを汲むPOLYHYMNIA製作にハズレ無しです。
executive producer JOB MAARSE
recording producer SEBASTIAN STEIN
blance engineer JEAN MARIE GEIJSEN
editing SEBASTIAN STEIN

マルチチャンネルもまさに現場に居合わせるかの様な臨場感。フワッと音場が広がります
やはりクラシックのマルチは凄い。オーケストラなど大所帯はステレオの比ではないほどの表現力がありますが、こういったシンプルなものもマルチだと音だけでなく演奏者がその場にいるのではないかとさえ思わせてくれる

パフォーマンス:★★★★★(I Love It)
音質:★★★★★(I Love It)
サラウンド:★★★★★(I Love It)
満足度:★★★★★(be satisfied)
お薦め度:★★★★★(recommend)
総合:94

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Franz Schubert (1797 – 1828)
Complete Works for Violin and Piano, Volume 1
Julia Fischer茱莉亚·菲瑟尔, violin
Martin Helmchen, piano

Recording venue: Concertboerderij Valthermond,The Netherlands,
(3-5/1/2009 & 3-5/7/2009)

PTC 5186 347
DSD recorded


Julia Fischer has recorded the complete Schubert sonatas with pianist Martin Helmchen for the label PentaTone classics (PTC 5186 347). The first part with the first three sonatas and the Rondo brillant will be released on 25th of September. The second part follows in spring 2010.
Julia Fischer plays more chamber music of Schubert live: Together with Michael Sanderling, cello, the three musicians perform the piano trios no. 1 and 2 in December in Zürich, Ludwigsburg, Grünwald and Erlangen.

Gemeinsam mit Martin Helmchen spielte Julia Fischer die gesamten Schubert-Sonaten für das Label PentaTone classics ein (PTC 5186 347). Der erste Teil erscheint nun am 25. September auf dem CD-Markt. Zu hören sind die drei ersten Sonaten sowie das Rondo brillant. Der zweite Teil folgt im Frühjahr 2010.
Auch im Konzertsaal widmet sich Julia Fischer der Kammermusik von Schubert: Gemeinsam mit Michael Sanderling am Cello sind die drei Musiker im Dezember mit den Klaviertrios Nr. 1 und 2 in Zürich, Ludwigsburg, Grünwald und Erlangen zu Gast.