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世界最高峰のトランペッター、マティアス・ヘフスのニュー・アルバムが登場!

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“世界最高峰の名手”“新時代のカリスマ・トランペット奏者”などと称される現代の寵児、マティアス・ヘフス(Matthias Hofs)のニュー・アルバム『ソロ・ド・コンクール~トランペット作品集』(OVCC-00074 税込3,000円)が2月17日に発売されます。


 現在ヘフスは44歳、演奏者として大きな円熟期を迎えています。かねてよりその圧倒的な実力は評判になっていたものの、日本ではその演奏を聴く機会がなく“伝説的な名手”として噂されてきました。弱冠19歳でハンブルグ国立歌劇場の首席奏者となったヘフスは、ジャーマン・ブラスのリーダー的存在としてシーンを牽引し続けています。

 今回収録した曲は、ヘフス自身が長年演奏し、温めてきたものばかり。ロータリー・トランペットを使用しての、オネゲルの輝かしきハイノート、中間部の驚異的なテンポ、シャリエの躍動するリズム、柔らかな音色、フランセの軽やかな技巧。全編にわたって完璧なテクニックが披露されています。

 聴きどころは満載ですが、なんといってもドイツの重厚なロータリー・サウンドによるヒンデミットは必聴。重厚でありながら縦横無尽、自由自在。今後、日本の学生たちにとって最高のバイブルとなるでしょう。過去のトランペットの名手たちが築いた名演奏を凌駕する新時代のアルバムです


【収録情報】
オネゲル:イントラーダ
・シャリエ:ソロ・ド・コンクール
・ボザ:ルスティクス
・ズー^ーマイスター:演奏会用ガヴォット
・フランセ:ソナチネ
・プログ:3つの小品
ヒンデミット:トランペット・ソナタ変ロ調
・エネスコ:伝説(ボーナストラック)
 マティアス・ヘフス(トランペット)
 ステファン・キーファー(ピアノ)

 録音時期:2009年9月10-13日
 録音場所:富山、北アルプス文化センター
 録音方式:DSDレコーディング(セッション)
 SACD Hybrid
 2ch非圧縮 High Quality SACD (CD STEREO/ SACD STEREO)

【マティアス・ヘフス Matthias Hofs】
6歳からトランペットを始めた後、10歳からはペーター・カレンゼー教授のレッスンを受け始め、1982年にハンブルグ音楽大学のカレンゼー教授のクラスに入学。2年後にはベルリン・フィルハーモニーのカラヤン・アカデミーでコンラディン・グロート教授に師事し、コンチェルトイグザーメン(大学院)を最優秀の成績で卒業した。
 19歳からハンブルク州立歌劇場の首席トランペット奏者として活躍。1987年にドイツ音楽大学コンクール、1990年にマルクノイキルヒェン国際音楽コンクールで第1位を獲得し、その他にも1983年にリューベック市のハンザ文化賞、1988年にはエドワルト=ゼーリング賞を受賞、1989年にはドイツ文化省とドルトムントモーツアルト協会から奨学金を受賞されている。
 2000年からは、ハンブルク音楽大学でトランペットと室内楽の教授として後進の指導に当たるほか、オーケストラ奏者としてベルリン・フィルハーモニー、ミュンヘンフィルハーモニーといったような、ドイツを代表するオーケストラへの客演、また客員教授としてもモスクワ、コペンハーゲン、パリ、ロンドン等の音楽大学に招聘されており、マスタークラスも世界各国で行われている。
 また金管アンサンブルの代名詞とも言えるジャーマンブラスのメンバーとして、1985年の加入以来、エンリケクレスポと共にアレンジャーとして数々の楽曲の編曲も手がけており、これまでに20枚を超えるCDの製作、年間60回を超える公演を行っている。(クリストン)