1. イヴニング・ヒム
2. ア・ヒント・オブ・ユー
3. ヴァーティカル・フラグメンツ
4. ドント・エクスプレイン
5. ハフ・アヴェニュー・ストンプ
6. ステイブルメイツ
7. グランス
8. サブコンシャス・リー
9. エヴリシング
2. ア・ヒント・オブ・ユー
3. ヴァーティカル・フラグメンツ
4. ドント・エクスプレイン
5. ハフ・アヴェニュー・ストンプ
6. ステイブルメイツ
7. グランス
8. サブコンシャス・リー
9. エヴリシング
2003 SACD/CD HYBRID ステレオ DSD録音
日本人唯一のマイルス・デイビス・バンドのレギュラーメンバー、ケイ赤城(p)が本田珠也(父親は、70年代一世を風靡したジャズ/フュージョン・グループ「ネイティブ・サン」のリーダー、ピアニストの本田竹広。母親は、ジャズ・ヴォーカリストのチコ本田、そして叔父が渡辺貞夫と言う日本ジャズ界のサラブレッド。ds)、杉本智和(b)を迎えてのトリオ作。
赤城の驚異的なテクニックと本田、杉本の若手のリズム隊との激しいインタープレイに息を呑む。
私は菊地雅章や佐藤允彦といったピアニストが好きで、手数が多い人はあまり好みではないが、ケイ赤城は別。小手先のテクニックではなく熱さがあり説得力がある。まだジャズにハマりたての頃に聴いたアルバムで、温いムードBGM的なジャズでなく凄まじいバトルが繰り広げられ、テクニカルロックも裸足で逃げ出すテンションもあってジャズに引き込まれるきっかけのひとつにもなった思い出深いアルバムでもある。それでいてバラードも渋さ満点なのが良い。
9はMISIAの大ヒット曲のカヴァー。これも実にかっこいいアレンジ。原曲好きな人は是非
私は菊地雅章や佐藤允彦といったピアニストが好きで、手数が多い人はあまり好みではないが、ケイ赤城は別。小手先のテクニックではなく熱さがあり説得力がある。まだジャズにハマりたての頃に聴いたアルバムで、温いムードBGM的なジャズでなく凄まじいバトルが繰り広げられ、テクニカルロックも裸足で逃げ出すテンションもあってジャズに引き込まれるきっかけのひとつにもなった思い出深いアルバムでもある。それでいてバラードも渋さ満点なのが良い。
9はMISIAの大ヒット曲のカヴァー。これも実にかっこいいアレンジ。原曲好きな人は是非
そしてSACDの実力を解り易く提示する音質なのもお薦め。レコーディング&ミックスは鈴木良博、マスタリングは鈴木浩二。DSDレコーディングによるリアルで迫力ある音はジャズ初心者を引き込むにはもってこいだと思います。ジャズには「ジャズの音」という概念が強い方が多いようですが、某神社の名前の評論家みたいな元の音を膨らませて「熱い音」にしてしまうとどれも同じ音でつまらない、と思ってしまう。ジャズの衰退は閉鎖的な所にもあるような気がしてならない。
本来、何やったっていいのがジャズ。若い世代やこれまでジャズに馴染みが無かった人がもっともっとジャズを聴いてその素晴らしさに気付いて欲しいと思う。
本来、何やったっていいのがジャズ。若い世代やこれまでジャズに馴染みが無かった人がもっともっとジャズを聴いてその素晴らしさに気付いて欲しいと思う。
個人的には良い音楽、ガツンとくる音楽にジャンルなんて関係ないと思っているのですが・・