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SACDに特化した偏屈ブログ

年末だけじゃない!ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』

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ベートーヴェン交響曲第9番『合唱』
ヘレヴェッヘ&ロイヤル・フランダース・フィル



ヘレヴェッヘとロイヤル・フランダース・フィルのベートーヴェン・シリーズ第5弾。今回の交響曲第9番は、2009年の10月にベルギー、アントワープのデ・シンゲル(アントウェルペンのデ・シンヘル)でレコーディングされたもので、ティルソン・トーマス&サンフランシスコ響のマーラー・チクルスを手掛けた、アンドレアス・ノイブロンナー率いるドイツの録音チーム「トリトヌス」が収録を担当。
 ヘレヴェッヘとロイヤル・フランダース・フィルのコンビによるベートーヴェンは、ベルギーのTalentレーベルから発売された第4番&第7番が最初でしたが、第2弾以降のアルバムは、隣国オランダのレーベルであるペンタトーンからリリースされています。
 なお、ヘレヴェッヘは手兵の合唱団シャペル・ロワイヤルコレギウム・ヴォカーレ、そして古楽器オーケストラのシャンゼリゼ管弦楽団と共に1995年にミサ・ソレムニスを録音しており、その流れもあってか、1998年には同じオケとコーラスで交響曲第9番を録音しています。レーベルはどちらもハルモニア・ムンディでした。
 そして11年後の2009年、ヘレヴェッヘの強い希望で進められてきたロイヤル・フランダース・フィルとのベートーヴェン・シリーズの最後を飾る録音として第九の再録音が実現します。
 ヘレヴェッヘは1997年からこのオーケストラの音楽監督を務めており、モダン楽器を使用したピリオド奏法にもすっかり順応した楽員たちの演奏をはじめ、長年の手兵である「コレギウム・ヴォカーレ」と、近年共演の多い「アカデミア・キジアーナ合唱団」の純度の高い合唱、そして古楽界ですでに大きな実績を積んできた4人の著名なソリストの歌唱にも注目が集まります。

【収録情報】
ベートーヴェン交響曲第9番ニ短調Op.125『合唱』 [60:55]
 Allegro ma non troppo [14:05 ]
 Molto vivace [13:18]
 Adagio molto e cantabile [11:54]
 Presto [21:38]
 クリスティアーネ・エルツェ(ソプラノ)
 インゲボルグ・ダンツ(メゾ・ソプラノ)
 クリストフ・シュトレール(テノール
 デイヴィッド・ウィルソン=ジョンソンバリトン
 コレギウム・ヴォカーレ
 アカデミア・キジアーナ・シエナ
 ロイヤル・フランダースフィルハーモニー管弦楽団
 フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮)

 録音時期:2009年10月
 録音場所:アントワープ、デ・シンゲル
 録音方式:DSD
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND



年の瀬の風物詩な「第9」ですが、どうやらそれは日本だけのようで・・
聴いた事ない人はいないぐらいポピュラーな曲ですので、定番から新録音まで多種多様であります。
色々聴いてみるもよし、これ!とひとつに絞るもよし。定番すぎて買い逃していたという私の様な人にも(9だけ持ってない・・笑)。「季節感ない人ね」なんて家族や近隣から言われても、そもそも流行すら気にしないSACDユーザーにはへっちゃらだと思います