VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

森麻季  「麗しき瞳よ~ヘンデル・アリア集」

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ヘンデル
1 《ロデリンダ》~私の愛する人
2 《ロデリンダ》~影よ、草木よ、悲しき墓よ
3-4 《ロデリンダ》~序曲&メヌエット
5 《ガウラのアマディージ》~ああ!無慈悲な人!
6 《エジプトのジューリオ・チェーザレ》~つらい運命に涙はあふれ
7 《エジプトのジューリオ・チェーザレ》~麗しき瞳よ
8 シンフォニア~第1楽章
9 《セルセ》~オンブラ・マイ・フ
10《アレッサンドロ》~なにかしらまた分からない
11-12 4声のソナタ~第1楽章&第2楽章
13 《アタランタ》~愛しい森よ
14 《リナルド》~勇者として戦ってください
15 《リナルド》~涙の流れるままに
 
2009  SACD/CD HYBRID  ステレオ マルチch
 
 
Amazon.jp (試聴あり)
 
以前は「どうせビジュアル系でしょ?」と思っていた森麻季。そして以前は「どうせチャラチャラ系クラシックなんでしょ?」と思っていたエイベックス。「一本調子になりがちで退屈」と思っていた声楽、特にソプラノの録音・・
 
二重三重の偏見を持ってましたが、演奏を務める 寺神戸亮 のファンなので購入に至ったアルバム。
 
 
聴いてみるものです。森麻季は実力と美貌を備えた魅力的なソプラノで、J-POPからは想像も出来ないほど渋いエイベックス・クラシック、録音がとても良いので平坦にならず表現力豊かな森の歌唱に引き込まれる。
そして期待を裏切らない寺神戸亮率いるアンサンブル・レ・ボレアード
 
ステレオでは声の強弱をよく捉えており、レンジが広く爽快でヴォーカルの魅力が存分に味わえ、小さなキャパで最前列で聴いているかの様。この迫力はSACDならではと言える。演奏も小編成でバロックの優雅さを彩る。が、やや響きが足りず地味に聴こえてしまうかもしれない(ここはセッティング次第かも。より良い再生への挑戦心を煽られる)。しかし、マルチchになると音場がフワッと広がり演奏の響きがより豊かになり、高音低音の伸びも優秀でヴォーカルとの調和がより美しく優雅に流れる。この感じが軽やかなヘンデルの曲調とよく合い、気持ち良い。かなり優秀なマルチch。より生で聴く感じに近い。
 
 
2009年9月7日~9日、岐阜のサラマンカホールにて24bit/88.2kHz録音。
サウンドエンジニア、エディティング&マスタリングはTAKU SAKURAI( PAU,LTD)
レコーディングディレクター&エディティングはTOMOKO NODA( PANCE MUSIC)
SACDオーサリングは AKIRA ANDO
 
エイベックス・クラシックはこのメンバーでの製作なのでしょうか?
 
SAKURAI&NODAのコンビはエイベックスに限らず他でもよく見かけます。鈴木秀美「バッハ無伴奏チェロ組曲」でも。リアルに臨場感溢れた録音が非常に美味いですね。
 
パフォーマンス:★★★★
録音:★★★★★
サラウンド:★★★★★++
お気に入り度:★★★★☆
お薦め度:★★★★☆
総合:93
 
 
                              Handel on SACD
 
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