ここ数日、J・Sバッハばかり聴いています
ニコラウス・アーノンクール指揮 ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス「クリスマス・オラトリオ」全曲
季節外れではありますが、クリスマスは意識しなくても良い、宗教音楽(キリスト教)ではありますが、宗教云々は意識しなくても良い、とにかく美しい音楽。ステレオでももちろん素晴らしいのですが、サラウンドの音の広がりは半端ではありません。「オラトリオ」と言えばヘンデルの「メサイア」(「ハーレルヤ!ハーレルヤ!」がCMなんかでも御馴染みですね)が有名ですが、そちらもアーノンクールでSACDが・・・AMAON・・・アーノンクールSACDは全部集めなければ・・です
2006年12月8日~10日、2007年1月13&14日録音(ライヴ)
「フーガ」の語源はラテン語の「FUGA=逃走」。一つの主題(ときに複数)が模倣される対位法の技法の事。「フーガの技法」は単一主題によるフーガの集成。と、難しい事を言われてもよく分かりませんが、知的好奇心を煽られます。サヴァールのヴィオラ・ダ・ガンバ(ソプラノ)がこの上なく美しい。
さっきから美しいを連発してますが、「綺麗」などとは違う、「美しい」としか表現しようのないものなので、けして軽々しく用いているのではない事をご了承ください
「ピリオド楽器さえ使えば、作曲家が抱いたイメージと同じ音楽表現になるのか、現代の楽器でそれは出来ないのか・・」と敢えてモダン・フルートでの演奏。実に興味深い記述が解説に載っているのでそちらを御覧いただくとして・・コロムビア(DENON)の録音はいつも良い。解像度が高く鮮明で、またサラウンド録音を日本のレーベルでは珍しく追及しており、その出来栄えたるや流石の一言。新たな試みとは一朝一夕で出来るものではない、経験と技術向上が必要だ。国内レーベルでは他の追随を許さない完成度である。そして、ただ良い演奏を良い録音で録るだけでなく、寺神戸亮による「バッハ・無伴奏チェロ」でのヴィオロンチェロ・ダ・スパッラによる録音など音楽史においても非常に興味深い、意義深い作品をリリースしている。
今度は「深い」を連発しましたが、いや、バッハは深いんです。
もう随分昔の人で、散々録音されて、過去の模倣の懐古趣味でしょ?なんて思ってる方もいるかも知れないが、バッハはもちろんクラシック音楽は「現在進行形」の音楽なんですよ。掘り下げたり、解釈の違いであったり、また新たな発見があったり・・
バッハから離れられそうに無くなるので、敢えて強制的に突き放して・・・
ちょっと明日はロックに行こうかな。バッハに強い影響を受けているディープパープルとかプロコムハルム(SACDは今のとこ無いです)とか・・「あ、ここバッハだ」なんて楽しみもあるんですよね(「青い影」はモロですが)
他にもバッハはこれ聴いてます
バッハSACDはもの凄い量があるので・・厳選してこつこつ聴いていきます。