VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

お気に入りとお薦め

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ショパン生誕200周年の今年、重要作のひとつに確実にはいるであろう名演・名録音。ショパンが生涯に渡って書き続けたという「マズルカ」全44曲。2枚組みで国内盤はちと高いですが、輸入盤はお買い得。しかし、現在入手困難なようで、公式サイトでは何故か出荷終了とある・・何故??国内盤で解説を読みながら聴くというのも良いでしょうから、もし輸入盤が入荷しないのであれば国内盤を、いずれにせよ聴いておいて損はないと思われる。
 
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録音において一番難しいのは声楽なんだそうですが、SACDの威力を発揮するのはその声楽、と言ってもいいでしょう。透明感、静寂感が高く、多彩な音の中でどれもが埋もれず明瞭に響き渡る。神々しく、興奮する。
 
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おそらくこう読むのであろう(自信なし)のフォルテピアノのアレキサンドラとヴァイオリンのセルゲイによるモーツァルト。数ある優良レーベルの中でもトップクラスに素晴らしいCARO MITIS。素晴らしいのですが、いかんせん硬派でお薦めとしてはどうかな?なモノが多いですが、これはモーツァルトで馴染み易く是非とも聴いてもらいたい一枚として推薦。
 
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超お気に入りの2枚。ALIA VOXから。「フーガの技法」は以前にもお薦めしましたが、最近発売の「ブランデンブルク」も実に素晴らしい。なんと言っても演奏陣の豪華さ、ファビオ・ビオンディ、ピエール・アンタイ、フリードマン・インマー、ペドロ・メメルスドルフらで、特にビオンディSACDで聴きたい!と思っていた私には実に嬉しいし、その期待に見事に応えてくれた極上ぶりです
 
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もうひとつバッハ。鍵盤の女神ことアンジェラが弾くのはイタリアの超高級ピアノメーカー、ファツィオリ(FAZIOLI)。このピアノは初めて耳にしたのですが、これが良いです。余計な響きがなくて軽やか、勿論演奏も極上。第2集や他のバッハ作品が入手困難なのが悔やまれてならない。手に入るうちに入手をお薦めします。
 
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昨日無くなられたハンク・ジョーンズ・・渋みの効いた味わい深い録音がハンクのチャーミングな演奏と相性抜群の「マイ・ファニー~」はソロで、夜に静かに浸りたい時に、とびきりの臨場感の録音のライヴも最高。特に6thでは最後にサプライズでハンクの誕生日を「ハッピー・バースデー」で祝う場面が収録されている。今聴くと余計に感慨深い・・GJTでの弟、エルヴィンとの共演といいEigtty-Eightsはジャズ史に実に重要な記録を残してくれている。しかもDSD録音のSACDという最高の状態で、だ。スィング・ジャーナル誌も休刊が決まり、寂しさの増すジャズですが・・もっともっとこういう優れた物を評価してほしい。