・レーガー(1873-1916):無伴奏ヴィオラ組曲Op.131Dより第1番ト短調
・J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ編)第1番ト長調
・レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲Op.131Dより第2番ニ長調
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ編)第2番ニ短調
・レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲Op.131Dより第3番ホ短調
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ:1980年、エティエンヌ・ヴァトロ製)
2009 SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
・J.S.バッハ(1685-1750):無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ編)第1番ト長調
・レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲Op.131Dより第2番ニ長調
・J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(ヴィオラ編)第2番ニ短調
・レーガー:無伴奏ヴィオラ組曲Op.131Dより第3番ホ短調
タベア・ツィンマーマン(ヴィオラ:1980年、エティエンヌ・ヴァトロ製)
2009 SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
「女王」ヴァイオリンに対して、「女中」な扱われというとヴィオラに失礼かもですが、独奏楽器としてはほぼ無視されてきたわけで、同じヴァイオリン属でありながらそのスポットライトの当たり加減はあまりにも低い。
とても明瞭でSN感の高い録音、演奏の表現力も高く、ヴィオラ独奏アルバムというマニアックさは個人的には感じず、すんなりと楽しめる。「バッハ:無伴奏チェロ組曲」をヴィオラでというのも面白いし違和感はなく、低域のチェロに対し中域のヴィオラでという新鮮さが良い(この曲はモダン・チェロ、バロック・チェロ、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ、そしてヴィオラとそれぞれ違った味わいでもそれぞれに良さが、原曲の偉大さを感じます)。レーガーは初めて聴く曲ですが、これも良いですね。
メインの愛聴盤としては地味かも知れませんが、ライブラリーに加えておいて損は無いアルバムかと思います。
マルチchも立体感が増してより実像感がある。マルチchはオーケストラなど音数が多くないと意味が無い、という誤解も散見しますが、いや確かに音数の多いモノにおいての表現力はマルチchにおいて効果を発揮しますが、ソロだからこそマルチchの意味がある、という事もお忘れなく。
Executive and Recording Producer, Balance Engineer, Digital Editing, SACD Authoring
STEPHAN CAHEN(ステファン・カーエン)
MICROPHONES:DPA4006,SCHOEPS CMC6Mk21 Mk22 NEUMANN KM83
MIC PREAMP and A/D CONVERTER : DAD A×24
D/A CONVERTER : DCS 955
MONITORING : B&W Loudspeakers pass labs AMPS
【myrios classics】
「全ての音楽には始まりと終わりがある」
そんな言葉をコンセプトに2009年に設立されたMYRIOS CLASSICS(MIRIOSはギリシャ語で「無限大」の意)。現在35歳の若きレーベル創立者シュテファン・カーエンは幼い頃から音楽に親しみ、常に音楽テープを友として成長、デュッセルドルフでサウンド・エンジニアの技術を学び、並行してロベルト・シューマン大学にて音楽学も究めています(実は日本の某有名ゲーム会社にてサウンドクリエーターとして活躍していたという異色の存在でもあります)。
良い音楽を高音質、高品質のフォーマットでリスナーに届けるためにレーベルを立ち上げたという彼の思いを伝えるために、最初のリリースとして選ばれたのが、ヴィオラの名手タベア・ツィマーマンのソロ・アルバムとアルテ・ムジーク・ケルンのアンサンブル・アルバムの2種類です。これらはマニアックなユーザーの耳を存分に満足させるもので、とりわけSACDハイブリッドで収録されたタベアのヴィオラの艶やかに濡れそぼった音色は、この上ない強いインパクトを与えてくれるはずです。
「納得の音のみをアルバムとして制作する」ため、莫大なリリースは望めませんが、完成度の高い1枚の出現を今か今かと待つ楽しみを与えてくれそうな期待のレーベルです。(ナクソス・ジャパン)
「全ての音楽には始まりと終わりがある」
そんな言葉をコンセプトに2009年に設立されたMYRIOS CLASSICS(MIRIOSはギリシャ語で「無限大」の意)。現在35歳の若きレーベル創立者シュテファン・カーエンは幼い頃から音楽に親しみ、常に音楽テープを友として成長、デュッセルドルフでサウンド・エンジニアの技術を学び、並行してロベルト・シューマン大学にて音楽学も究めています(実は日本の某有名ゲーム会社にてサウンドクリエーターとして活躍していたという異色の存在でもあります)。
良い音楽を高音質、高品質のフォーマットでリスナーに届けるためにレーベルを立ち上げたという彼の思いを伝えるために、最初のリリースとして選ばれたのが、ヴィオラの名手タベア・ツィマーマンのソロ・アルバムとアルテ・ムジーク・ケルンのアンサンブル・アルバムの2種類です。これらはマニアックなユーザーの耳を存分に満足させるもので、とりわけSACDハイブリッドで収録されたタベアのヴィオラの艶やかに濡れそぼった音色は、この上ない強いインパクトを与えてくれるはずです。
「納得の音のみをアルバムとして制作する」ため、莫大なリリースは望めませんが、完成度の高い1枚の出現を今か今かと待つ楽しみを与えてくれそうな期待のレーベルです。(ナクソス・ジャパン)