VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

BIS新譜情報

イメージ 1ドビュッシー19歳の作で、第4曲「間奏曲」を除いて失われたとされるチェロと管弦楽のための組曲がついに復活。といっても、楽譜が発見されたのではなく、イギリスの女性作曲家サリー・ビーミッシュが想像で創造したもの。ビーミッシュは「間奏曲」を第1曲に置き、同時期の作品「ボヘミア舞曲」や「夢想」をチェロと管弦楽のために編み直しています。
 また、プロコフィエフが未完のまま残し、カバレフスキーロストロポーヴィチが補筆完成させた小協奏曲も、プロコフィエフ研究家ウラジーミル・ブロークによる版という珍品。さらにブロッホユダヤ色濃厚な組曲を映画音楽の大家クリストファー・パーマーがオーケストレーションしたものなど、興味深いものばかり。イッサーリスならではの冴えたチェロが光ります。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ドビュッシー/ビーミッシュ編:チェロと管弦楽のための組曲
ラヴェル/トニェッティ編:2つのヘブライの歌
プロコフィエフ/ブローク編:チェロ小協奏曲 Op.132
ブロッホ/パーマー編:ユダヤの生活から
 ティーヴン・イッサーリス(チェロ)
 タピオラ・シンフォニエッタ
 ガボール・タカーチ=ナジ
(指揮)

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イメージ 2ブラウティハムのベートーヴェン・ピアノ協奏曲シリーズ締めくくりは『皇帝』。ブラウティハムは「リヒテルの輝きとポリーニの賢さ、ミケランジェリの覇気を併せ持つピアニスト」と称されていて、評価に偽りのない巨大華麗な『皇帝』となっています。カップリングは『合唱幻想曲』。エリク・エリクソンの合唱団が参加しているのも注目です。(キングインターナショナル)

【収録情報】
ベートーヴェン
・ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』
・合唱幻想曲ハ短調 Op.80
 ロナルド・ブラウティハム(ピアノ)
 エリク・エリクソン室内合唱団(Op.80)
 ノールショピン交響楽団
 アンドルー・パロット
(指揮)

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イメージ 3セバスチャン・ファーゲルルンドは1972年生まれのフィンランドの作曲家。作風は現代音楽にありがちな厳しい音使いと一線を画した、豊かで多層的な響きが特徴。彼初のオペラは1808-9年の「第2次ロシア・スウェーデン戦争」での歴史的英雄ゲオルク・カール・フォン・デーベン将軍を主役に、戦時中実際の起きた出来事を扱いつつ幻想と幻覚をないまぜにした興味深い作品となっています。これを5人の歌手と15人の器楽(ピアノ、弦楽五重奏、管楽七重奏、打楽器)で表現。サカリ・オラモの統率力が光ります。歌詞はフィンランド語(一部スウェーデン語)によります。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・ファーゲルルンド:歌劇『デーベルン』全曲
 アヌ・コムシ、アンニカ・ミッラリ(ソプラノ)
 ラッセ・ペンッティネン(テノール
 ソレン・リルクング(バリトン
 ロバート・マクロード(バス)
 フィンランド・コッコラ歌劇祝祭管弦楽団
 サカリ・オラモ(指揮)

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 ジャニーヌ・ヤンセンとのCDやアムラン、クレーメルらとの共演で注目のヴィオラ奏者マクシム・リサノフ、BISデビュー盤の登場です。
 1978年ウクライナ出身、現在ロンドン在住で、2008年にはグラモフォン誌ヤング・アーチスト・オブ・ジ・イヤーに選ばれています。ニヒルなイケメンで、早くもファンが急増しています。バッハの無伴奏チェロ組曲ヴィオラ版に挑戦していますが、技巧、深み、音楽性いずれも驚異的。今後最注目のひとりです。(キングインターナショナル)

【収録情報】
J.S.バッハ/サイモン・ローランド=ジョーンズによるヴィオラ用編:
無伴奏チェロ組曲第1番ト長調BWV1007
無伴奏チェロ組曲第4番変ホ長調BWV1010
無伴奏チェロ組曲第5番ハ長調BWV1011

 マクシム・リサノフヴィオラ

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