VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

DSD録音のピアノ独奏アルバムを聴く1

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ショパンコンクール4位の実績を持つ山本貴志のデビュー・アルバム。エイベックス・クラシックからのリリースですが、録音エンジニアはオクタヴィアの松田義彦。リアルな、エネルギー感を感じさせる録音で、ピアノそのものの響きがとても美しい。ワルツ、山本の軽やかなタッチが繊細さだけでなく迫力の表現も捉えており、思わず顔がほころんでしまう。分かりやすい「高音質」。2010年コピスみよし録音。ステレオ・HYBRID
 
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こちらもショパン・コンクール入賞者のルイサダによる「マズルカ集」。録音エンジニアは杉本一家。ピアノはヤマハ製。高級感溢れる音とでも言いましょうか、ロケーションの空気もパッケージングした録音が素晴らしい。ただただ浸っていたいくなる演奏に酔える。まろやかさはいかにもDSDだ。一口にDSD録音と言ってもエンジニアや作品の趣向・傾向でまた違うと山本貴志のアルバムと共に聴けばよく御分かりいただけると思う。どちらも「高音質」ですけどね。マルチchではこの高級感が部屋いっぱいに広がる幸福感に包まれます。ステレオ・サラウンドHYBRID
 
 
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2007年浜離宮朝日ホール・ライヴ録音。適度に残響を含んみ、上品さと臨場感を見事に捉えた優秀録音。田部の持つハートフルな演奏が聴き手を掴む。1曲で完結というよりも、全体と通して理解したいシューマンの曲だけに、繋がりも良く表情も豊かな演奏はアルバムを一気に聴かせるのに、シューマンを理解するのに適している。スルメ・アルバム。マルチchではホール感、立体感が出てより一歩踏み込んだ様な体験が楽しめる。ステレオ・サラウンド・HYBRID
 
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私の大好きなレーベルCARO MITISからのシューマン。演奏者はYURY MARTYNOV。やはりいつもの優秀録音でまろやかさと気品の高さが伺える。が、しかし、どうも「グっ」と来ない。。やや平坦な感じで、田部と同じ曲が収録されている「アラベスクop18」とで比べても表情に乏しく、田部のグイグイ引きこまれる感じがない。これはちと残念。ステレオ・サラウンドHYBRID
 
 
 
 
うちにある物をチェックしたらDSD録音ピアノ独奏は結構ありまして、長くなるので続きはまた後日