VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

2010年良かったSACD[非2010年発売編]

VIVA!SACDアワード2010・・・を発表する前に(選考悩み中です)
 
2010年に発売されたSACDじゃないけど、2010年に購入して印象に残った、良かったSACD
 
まずは
 
シングル・レイヤーもので
 
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グレン・グールドはなんとも、まろやかで暖かみがある音と個性的な演奏。落ち込んだ時なんかに聴くと嘘の様に気持ちが華やぐ、一音一音が生きていると表現したい1枚でした。お宝決定です
 
トニー・ベネット&KDラングは比較的最近のアルバムのSACD盤。CDは大ヒットしましたが、SACDが出てるのはあまり知られてないかも・・二人のヴォーカルが溶け込む様に混ざり合う瞬間が極上の大人の空間を演出します。マルチchも良いのがいいですよ
 
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2010年はシューマン・イヤーという事もあって、これまであまり聴いてなかったシューマンに手を伸ばした年でしたが、さすがジョージ・セルな一枚。繊細できめ細かいパーヴォ・ヤルヴィが大のお気に入りになったのですが、こちらは豪快にエネルギッシュ。理屈じゃない音楽の楽しみ喜びに溢れたアルバムでした。
 
知らない人には「このオジサン誰?」なジャケで損してるアルバムは、元マイルス・デイビス・バンドの天才ドラマー、トニー・ウィリアムスのラスト・レコーディング。このアルバムは「高いなぁ~」と後回しにしていて、実は11年になってから聴いたのですが、衝撃度が高かったので挙げてみました。さすがはDSD録音、SACDを前提としたアルバム、SACDの実力を発揮してます。もうちょいドラムが前に出ても良かったんではとも思いますが、それを差し引いても素晴らしい
 
 
さてHYBRIDでは
 
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個人的お宝SACDとなったこの2枚。深い深いヴィオラの音色と、大胆不敵な不協和音の炸裂一気に心を捉えました。CARO MITISは素晴らしい作品を連発するレーベルですが、特にこの2枚は大好きです
 
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ヴィオラ・ダ・ガンバものの3枚も良かったです。通奏低音、ソロ楽器としても実に私の心を捉えて離さない魅惑の楽器です。古楽器の繊細な響きはSACD効果抜群なのも嬉しい。
 
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こ・この美味し過ぎる音はなんだ!と仰け反ったのはALIA VOXの再発シリーズの1枚。アナログ録音で、録音の良さとマスター管理の良さだとここまで美味しい仕上がりになるのかと驚愕の1枚でした。演奏も名演です
 
理想的な低音楽器といえばヴィオロンチェロ・ダ・スパッラも。クイケンのアルバムはいずれも味わい深く私は大好きです。古楽演奏はこれまでのスタンダードなんかもありますから、好みなども十人十色といっても良いくらい複雑ですが、私の「四季」スタンダードと言える1枚
 
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鈴木秀美氏のライヴに行った際に購入し、その場でサインを頂いた2枚。深み、躍動感、そして人間味のある鈴木氏のチェロは素晴らしいですね。約2~3mの距離で拝聴したバッハ無伴奏チェロ組曲は今思い出しても恍惚の人です・・あらためてSACDの録音の素晴らしさを感じました
 
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まもなく発売されるブルックナー7が破壊的価格で話題のスクロヴァチェフスキのブラームス1も良かった。シモーネ・ヤング盤が大人気ですが、私はこちらも好きですね。むしろこっちの方が好きですかね。
 
新録がステレオ、マルチ共に優秀なコロムビアですが、再発も美味しかった。実にまろやかな美音がアナログ録音の再発というのを忘れさせてくれる1枚でした。残念ながら現在は製造終了の様で、通販では見つかりませんでした・・SACDは廃盤(回収)が無いので、どこか店舗に売れ残りがあるかも・・(私は銀座山野でゲット)
 
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レイ・ブラウンものの2枚も印象に残った、愛聴盤になりました。特にラリー・フラー・トリオの方は90年代末の録音なんですが濃さ、ふくよかさも良く、アナログ録音?とさえ(どちらも記述が無いのですが)。ベースがブルンブルンと活躍するジャズは大好物です
 
とまあ、簡単ではありますがこれらのアルバムが非常に私の心を躍らせてくれました。
 
2010年に発売された「再発」は除外してますので、2010年良かった再発は倍以上ありますので・・
 
さて、2010年VIVAアワード【新譜編】をやらないと・・