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SACDに特化した偏屈ブログ

ガッティ&コンセルトヘボウ管によるマーラー「復活」

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Mahler: Symphony No. 2 - Gatti
2016年、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の第7代目首席指揮者に就任したダニエレ・ガッティ。今回の新譜は、2016/17シーズンの幕開けとなった2016年9月に行われたライヴをSACD Hybrid盤とブルーレイ、DVDの映像でリリース。プログラムは、新・首席指揮者ダニエレ・ガッティの本格始動となったマーラー交響曲第2番です。マーラー自身が指揮をし、深い関係にあったコンセルトヘボウ管弦楽団にはマーラー演奏の特別な伝統があり、それを最初のシーズンのプログラムに持ってきたガッティの自信がうかがえます。マーラーの2番の交響曲RCO liveレーベルから、ヤンソンス(2009年録音/RCO.10102)のディスクが発売されています。このヤンソンス盤は、マーラー作品の演奏史に燦然と輝く名門RCOから極上の美観を引き出し高く評価されました。コンサートでは各国で精力的にマーラー作品を指揮するガッティですが、録音ではロイヤル・フィルと第4番と第5番をCDリリースしています。濃密に細部を描きあげドラマティックな展開を志向するガッティのスタイルは、コンセルトヘボウ管弦楽団の豊かなサウンドに見事にマッチしています。第4楽章は歌曲集「子供の不思議な角笛」の第7曲「原光」のアルトソロ、第5楽章のフィナーレにはフリードリヒ・クロプシュトック歌詞の賛歌「復活」(マーラー加筆)が高らかに歌われます。SACD Hybrid盤では、イスラエル出身のソプラノ、チェン・レイスが、ブルーレイ、DVDの映像では、世界中のマエストロから指名が絶えないドイツのソプラノ、アンネッテ・ダッシュと異なるキャスティングで楽しむことができます。
キングインターナショナル

【曲目】
マーラー:交響曲第2番「復活」

【演奏】
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ダニエレ・ガッティ(指揮)
チェン・レイス(ソプラノ)
カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ)
オランダ放送合唱団(クラース・ストック:合唱指揮)

【録音】
2016年9月14-16 日、コンセルトヘボウ・アムステルダム(ライヴ)

当ブログはSACDのみご紹介します(笑)







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