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SACDに特化した偏屈ブログ

PentaTone 新譜情報

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メンデルスゾーン交響曲第4番「イタリア」5番「宗教改革
もともと高名な古楽ヴァイオリニストとして知られていたマンゼは近年指揮者としての活躍も目覚ましく、2014年からはハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めています。当コンビによる初ディスクとなったメンデルスゾーン交響曲第1番&第3番『スコットランド』は爽快なテンポによる演奏で好評を得ました。期待の第2弾は交響曲第4番『イタリア』と第5番『宗教改革』を収録。当録音でも突き抜けるような明るさと焼けるような熱量を併せ持つ、切れのあるマンゼ節が聴きものです。
 交響曲第4番『イタリア』はその名の通り、イタリア旅行の印象により作曲された名曲。あまりにも有名な冒頭からマンゼは躍動感とフレッシュさを失うことなくスリリングな快演を聴かせてくれます。オーケストラの力量も高く、澄み切った弦楽器と巧みに吹きこなす管楽器の演奏には舌を巻きます。
 交響曲第5番宗教改革』は1830年宗教改革300年祭に演奏する予定で作曲された作品。第1楽章の序奏に「ドレスデン・アーメン」の主題、第4楽章にM.ルターのコラール「神はわがやぐら」の主題を用いています。当演奏でも“マンゼ節” が炸裂するスリリングな快演を展開しております。記念すべき宗教改革500年に録音されたマンゼ会心の演奏を聴くことができます!(キングインターナショナル)ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団
 アンドルー・マンゼ(指揮)

 録音時期:2016年1月(1)、2017年2月(2)
 録音場所:NDRハノーファー、放送局スタジオ大ホール ハイレゾPCM録音
アンドルー・マンゼSACD HYBRID:タワーレコード


チェコが生んだ巨匠ラファエル・クーベリック(1914-1996)が1971年から75年にかけて録音したベートーヴェン交響曲全集。全9作品を、それぞれオーケストラを変えて録音したユニークな企画としても有名です。バイエルン放響を振った交響曲第9番は第2楽章の反復は前半のみ実施しております。クーベリックらしい密度が高い演奏で弦楽パートの美しさやティンパニのメリハリなどが印象的で合唱は堂々たる風格をみせます。クーベリックの確かな力量を発揮した名演の一つです。ヴァイオリン両翼型配置での録音です。今回のリマスタリングもオランダのポリヒムニア・インターナショナル(1998年にフィリップス・クラシックスの技術チームが独立して立ち上げた会社)が担当。オリジナル・マスターテープからの丁寧な復刻で見事なサウンドでよみがえりました。なお、当録音は両翼型配置での演奏ということもあり、立体的な響きをご堪能いただきます。クーベリックによるベートーヴェン交響曲第1&4番(PTC5186248)、第2&5番「運命」(PTC5186249)、第6-8番(PTC5186250)とあわせてお楽しみください。(キングインターナショナル)【収録情報】
ベートーヴェン(1770-1827):交響曲第9番ニ短調「合唱付き」Op.125 ヘレン・ドナート(ソプラノ) テレサ・ベルガンサ(メゾ・ソプラノ) ヴィエスワフ・オフマン(テノール) トマス・ステュワート(バス) バイエルン放送交響楽団 バイエルン放送合唱団(ハインツ・メンデ:合唱指揮) ラファエル・クーベリック(指揮)
録音時期:1975年1月 録音場所:ヘルクレスザール(ミュンヘン) 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)リマスタリング:ポリヒムニア・インターナショナル

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プロコフィエフ交響曲第2番、3番 ウラディーミル・ユロフスキ ロシア国立アカデミー管弦楽団
世界が注目する指揮者のひとりヴラディーミル・ユロフスキー。2017年10月には首席指揮者を務めるロンドン・フィルとともに初来日を果たし大きな話題となりました。数多くのディスクがリリースされる中、PENTATONEレーベル通算8枚目となる録音はロシア国立交響楽団との共演でプロコフィエフ交響曲第2&3番を収録しました。
 1972年モスクワ生まれのユロフスキーは、1990年18歳のときに家族とともにドイツに移住。ドレスデンおよびベルリンで研鑽をつみ、95年ウェクスフォード音楽祭におけるリムスキー=コルサコフの『5月の夜』の演奏で世界的に注目されました。翌年にはレコーディングを開始し、2007年より首席指揮者に就任したロンドン・フィルをはじめ、ロシア・ナショナル管弦楽団と自国ロシアの作品を数多く録音をのこし、2017/18シーズンからはベルリン放送交響楽団の首席指揮者兼芸術監督にも就任しており、同団とはR.シュトラウス交響詩ツァラトゥストラはかく語りき』、マーラー交響詩『葬礼』、交響的前奏曲を収めたディスクをリリースしております。
 プロコフィエフ交響曲第2番は1924年の作で、「鉄とはがねで作られた」大交響曲として構想され、複調による激しい不協和音と機械的なリズムの複雑さの中に、幅広い抒情的なロシアの旋律が印象的。ことに第2楽章の主題と6つの変奏では歌謡的旋律と長大な変奏曲が実に魅力的です。一方、第3番は1928年の作で、歌劇『炎の天使』の素材が用いられており、プロコフィエフの魅力が最もあふれるアヴァンギャルド時代の代表作です。ユロフスキーは躍動感に満ちた抜群のリズム感で作品の魅力を大いに引き出しております。(キングインターナショナル)

【収録情報】
プロコフィエフ
交響曲第2番ニ短調 Op.40
交響曲第3番ハ短調 Op.44

 ロシア国立交響楽団
 ヴラディーミル・ユロフスキー(指揮)

 録音時期:2016年9月、10月
 録音場所:モスクワ音楽院大ホール DSD録音
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R/シュトラウスサロメ アンドレス・オロスコ・エストラーダ フランクフルト放送交響楽団
今最も勢いのある若手指揮者の一人、アンドレス・オロスコ=エストラーダ。2014年よりhr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団)の首席指揮者をつとめており、PENTATONEレーベルからリリースされているストラヴィンスキーの『春の祭典』と『火の鳥組曲R.シュトラウスの『英雄の生涯』と『マクベス』でも濃密な演奏を聴くことができます。 hr交響楽団との期待の新録音はR.シュトラウスの『サロメ』です! ワーグナー風の示導動機を用い、管弦楽は大編成をとり、魅惑的かつ官能的な響きが魅力のこの名曲をオロスコ=エストラーダは熱気あふれるタクトで演奏しております! アンドレス・オロスコ=エストラーダは1977年南米のコロンビア生まれ。19歳でウィーンに渡り指揮を学びました。2009年から2015年までウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団の首席指揮者を、また2014年からhr交響楽団の首席指揮者となり2015年11月には同団との来日公演を果たし、情熱的かつ見通しのよい解釈で聴衆を沸かせました。熱のこもった演奏で聴衆をわかせるオロスコ=エストラーダですが、歴史あるhr交響楽団との入念なリハーサルと深い信頼関係から当団の伝統を維持しつつ若き巨匠の新鮮な解釈を取り入れております。エリアフ・インバル、ドミトリー・キタエンコ、パーヴォ・ヤルヴィなどの歴代首席指揮者のもと世界的な評価を得てきたhr交響楽団に、この若き巨匠が新しい息吹を吹き込みます!(キングインターナショナル)

【収録情報】
リヒャルト・シュトラウス:『サロメ』 Op.54 全曲
エミリー・マギー(サロメ/ソプラノ) ペーター・ブロンダー(ヘロデ/テノール) ミヒャエラ・シュースター(ヘロディアス/メゾ・ソプラノ) ヴォルフガング・コッホ(ヨハナーン/バリトン) ベンジャミン・ブルンス(ナラボート/テノール) クラウデ・アイヒェンベルガー(ヘロディアスの小姓/アルト)、他 hr交響楽団(フランクフルト放送交響楽団アンドレス・オロスコ=エストラーダ(指揮)
録音時期:2016年9月10日 録音場所:フランクフルト・アム・マイン、アルテ・オーパー ハイレゾPCM録音

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ヴェルディオテロ ローレンス・フォスター グルベンキアン管弦楽団
ローレンス・フォスター率いるグルベンキアン管弦楽団、期待の新録音はヴェルディの『オテロ』です! ワーグナーの楽劇の手法により、管弦楽のドラマティックな表現を中心とした作品である『オテロ』。大迫力の冒頭からきらめく超豪華サウンドが降り注ぎます! ワルターに才能を認められ、1960年に指揮者としてデビューを果たしたローレンス・フォスターは、1971年にヒューストン交響楽団音楽監督に就任して一躍その名を知られるようになりました。職人芸の持ち主であるフォスターは協奏曲やオペラの指揮者としての評価が高く、PENTATONEレーベルからリリースされているアラベラ・美歩・シュタインバッハーの弾くヴァイオリン名曲集、ブルッフコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲、ゲッティの歌劇『アッシャー家』などでも確かな演奏を聴くことができます。当録音でも歌手陣を引き立たせるような好サポートが光ります。そしてPENTATONEが誇る技術チームによる極上の録音をお楽しみいただけます。

オテロ
15世紀、ヴェネツィア共和国キプロス島総督となったオテロは、ムーア人でありながらヴェネツィアの貴族の娘デスデモーナを妻としましたが、腹黒い旗手イアーゴにそそのかれたカッシオは、デスデモーナに接近し、オテロの嫉妬心をかきたてます。策に乗せられたオテロはついに妻を殺し、その潔白を知らされて自らも命を絶ちます。(輸入元情報)

【収録情報】
ヴェルディ:歌劇『オテロ』全曲
ニコライ・シューコフ(オテロテノール) メロディ・ムーア(デスデモーナ/ソプラノ) レスター・リンチ(イアーゴ/バリトン) ユンノ・ヨウ(カッシオ/テノール) カルロス・カルドーソ(ロデリーゴ/テノール) ケヴィン・ショート(ロドヴィーコ/バス) ルイス・ロドリゲス(モンターノ/バス) グルベンキアン合唱団 リスボン聖チェリーリア音楽院少年合唱団 グルベンキアン管弦楽団 ローレンス・フォスター(指揮)
録音時期:2016年7月 録音場所:リスボン、カルースト・グルベキアン財団大講堂 DSD録音
ローレンス・フォスターSACD HYBRID:タワーレコード