VIVA!SACD

VIVA!SACD

SACDに特化した偏屈ブログ

輝かしい音色、熱きヴィルトゥオーゾ、セルジオ・ティエンポ、リサイタル・ライヴ

Legacy

セルジオ・ティエンポ「LEGACY」
レコード会社主体ではなく、アーティスト主体の録音を行っていくという方針を掲げるAVANTIからのリリース。
ベートーヴェンソナタ第23番ヘ短調「熱情」op.57
ブラームス:間奏曲 ロ短調 op.119-1、ワルツ 変イ長調 第15番 op.39、
プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』からの10の小品op.75より
「少女ジュリエット」、「モンターギュー家とキャピュレット家」、
「百合の花を手にした娘たちの踊り」、「マキューシオ」
ドビュッシー:『映像』第1集より「水の反映」
ショパン前奏曲op.28より第6番ロ短調、第3番 ト長調、第4番 ホ短調
第8番 嬰ヘ短調、第15番 変ニ長調、第16番 変ロ短調
・ヴィラ=ロボス:『赤ちゃんの一族』より「色白の娘」、
「小麦色の娘」、「道化人形」、「魔法使いの女」
ヒナステラ:マランボ
ピアソラ:フーガとミステリー(P.ツィーグラー&S.ティエンポ他編曲)
セルジオ・ティエンポ(ピアノ)
録音:2016年10月13日、ライヴ(ベルギー、モン)

★1972年、ベネズエラ生まれの今やベテラン・ピアニスト、セルジオ・ティエンポのリサイタル・ライヴが発売されます!
キーシン、リフシッツと世代を同じくするベテラン・ピアニストは、母の手ほどきで2歳でピアノをはじめ、3歳で演奏会に出演。幼い頃から神童として鳴らし、14歳でアムステルダム・コンセルトヘボウで本格デビュー。マルタ・アルゲリッチをはじめ、フレイレ、マガロフからも薫陶を得ています。アバドデュトワをはじめ世界の名だたる指揮者およびオーケストラと共演、ルガーノ音楽祭にもレギュラー・ゲストとして出演を重ねています。
★このリサイタルの曲目は、すべてセルジオの家族とゆかりのある作品。ベートーヴェンの熱情ソナタは、セルジオに情熱を注いでピアノの手ほどきをした母、ピアソラの作品は、アルゲリッチとの旧知の友であり、ジャズやタンゴなどをこよなく愛するマルティン・ティエンポに結びつきます。ピアニストで姉のカリン・レヒナーはブラームスに結びつきます。妻、子供たちもセルジオ・ティエンポの芸術のインスピレーションの源となっています。ジャケットのセルジオ肖像画は、父マルティンによるものということで、ティエンポの芸術を形作っている家族にもスポットが当てられています。ティエンポのヴィルトゥオーゾ性と音楽性が遺憾なく発揮されたプログラム、聴きごたえ満点です! キングインターナショナル