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パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送響のブルックナー:交響曲第1番

ブルックナー:交響曲第1番[1866年リンツ稿]

ブルックナー交響曲第1番《1866年リンツ稿》 パーヴォ・ヤルヴィ フランクフルト交響楽団

パーヴォ・ヤルヴィとフランクフルト放送響とのブルックナー・チクルス第7弾は、ブルックナー44歳の時に完成された交響曲第1番ハ短調。パーヴォは晩年の改訂稿(ウィーン稿)ではなく「リンツ稿」と呼ばれる第1稿で演奏しています。

39歳の時最初の交響曲ヘ短調)を書いたブルックナーはその出来に満足せず、41歳から1年以上をかけてこの第1番を書き上げました。作曲順としては2番目の交響曲でしたが、番号を付けたのはこれが初めてで、ブルックナーの自信のほどが窺えます。作曲者自身「生意気娘」とあだ名したように、行進曲風の第1楽章から躍動感に満ちた活力あふれる豪胆な響きが特徴です。金管の喨々とした響きは宇宙の鳴動を思わせ、後年のブルックナーの作風を先取りしているかのようです。充実した作風はブルックナー指揮者としての試金石でもあり、パーヴォが隅々まで精緻な目配りを施した解釈は、ブルックナー演奏史に新たなスタンダートを打ち立てるものといえましょう。
2018年5月来日時には、5/18・19の2度のN響定期で演奏予定です。
ソニーミュージック
【曲目】
ブルックナー交響曲第1番 ハ短調 WAB.101(1868年リンツ稿)
【演奏】
パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)
フランクフルト放送交響楽団
【録音】
2013年2月、フランクフルト、アルテ・オーパ
ライヴ・レコーディング(DSDマスタリング)