30年間熟成させた濃密なファンタジー。2018年9月来日記念盤。
■音楽から湧き上がるファンタジーを変幻自在に具現化させる名手ジャン=マルク・ルイサダが30年間温め続けてきたこだわりのシューマン・アルバム。ショパンのみならずシューマン解釈にも定評があるルイサダは、1988年に仏ハーモニック・レコーズに「ダヴィッド同盟舞曲集」「フモレスケ」の2曲を録音し、その好評がDGとの契約と国際的な演奏活動へとつながりました。それから30年を経て、円熟の極みにある今のルイサダが、前回とは全く次元の異なる、濃密で熟成された解釈でこの因縁の2曲に回帰、シューマンの本質に迫ります。
■シューマンが自らの芸術的信条を託したフロレスタンとオイゼビウスが交錯する「ダヴィッド同盟舞曲集」、様々な気分が入れ代わり立ち代わり現れ、表情を変えつつ移ろうように書かれ、ドイツ語でユーモアを意味する Humor から派生した言葉を題名に持つ「フモレスケ」と、いずれもシューマンの最も個性的かつファンタジー溢れるピアノ曲集2編に加え、「トロイメライ」「メロディ」「楽しい農夫」を収録。「これまでで最高の出来」とルイサダが豪語するほどの充実のアルバムです。(ソニー)
先日リリースされ演奏・録音共に高評価の
と同じくb-sharpのチームによる録音。録音場所、調律師共に同じですね
左から2番目がマティアス・エッブ、右から2番目がフィリップ・ネーデル
コード・ガーベン
で23年ぶりにタッグを組んだ2014年アルバム以来再び、です。
国内盤のみSACDのものがありますのでご注意下さい!