VIVA!SACD

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SACDに特化した偏屈ブログ

ブローメンダール演奏の「チェロのカントラル・ボイス」がSACDハイブリッド盤で登場

 
 

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Coenraad Bloemendal : The Cantorial Voice of Cello
 
SACDハイブリッド盤。かつて古楽室内楽を中心に数々の名盤をリリースしたニューヨークの「Dorian Recordings」は2005年にバージニア州に拠点を構える「SONO LUMINUS」レーベルに買収されました。当ディスクは「SONO LUMINUS」レーベルからのライセンス盤で、香港の「SILKROAD MUSIC」レーベルから発売したSACD Hybrid盤です。 1946年オランダ生まれのチェロ奏者コンラート・ブローメンダールはアムステルダム音楽院にてアンナー・ビルスマに師事。その後渡米し、ヤーノシュ・シュタルケル、ウィリアム・プリムローズに室内楽を学びました。70年代よりカナダに拠点をうつしソリストとして活躍。80年代からは室内楽に傾倒し、トロント・チェンバー・プレーヤーズ、トロント七重奏団、アマティ弦楽四重奏団らと共演。また、1986年にはヴァイオリンのジェラルド・カンタージアン、ピアノのヴァレリー・トライオンとともにレンブラント・トリオを結成。カナダ、アメリカほかでツアーを大成功させ、「Dorian Recordings」から5タイトルのアルバムをリリースしました。 「チェロのカントラル・ボイス」はメンデルスゾーンのチェロ・ソナタ第2番を主軸にブロッホ、グリック、グランツ、ポッパーなども収録しており、ブローメンダールが奏でるチェロの音色の美しさと雄弁な語り口が聴きものです。演奏の素晴らしさはもちろんのこと、優秀録音として評価の高い「Dorian Recordings」の名盤がSACDハイブリッド盤で聴けるのは非常に喜ばしいことです。(輸入元情報)

【収録情報】
1. メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第2番ニ長調 Op.58
2. オッフェンバック:アンダンテ~協奏的大二重奏曲 Op.34-1
3. ポッパー:レクィエム Op.66(3つのチェロとピアノ編)
4. ポッパー:いつかの美しいあの日のように Op.64-1
5. ブルッフ:コル・ニドライ Op.47
6. グランツ:無伴奏チェロのためのタル(ブローメンダール編曲)
7. ブロッホ:祈り~ユダヤ人の生活より
8. ラヴェル:カディッシュ~2つのヘブライの歌より第1番(チェロとピアノ編)
9. ベン=ハイム:3つの無言歌集(アリオーソ/バラード/ユダヤのメロディ)
10. グリック:祈りと踊り
 
コンラート・ブローメンダール(チェロ) ヴァレリー・トライオン(ピアノ:1,3,4,5,7,8,9,10) アンドレス・ディアス(チェロ:2,3) アンドリュー・マルク(チェロ:3)
録音時期:1994年5月 録音場所:ニューヨーク、トロイ貯蓄銀行ホール 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) SACD Hybrid