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SACDに特化した偏屈ブログ

名トロンボーン奏者、ヨルゲン・ファン・ライエンが カメラータRCOと共演でペルトとバッハを録音

Fratres -Sacd-

 
 
SACDハイブリッド盤。オランダのトロンボーン奏者ヨルゲン・ファン・ライエン[1975-]は、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者を務め、現代とバロック期の楽器のスペシャリストとして常に新しいレパートリーを開拓、ソリストとしても活躍しています。そのファン・ライエンの新作アルバムです。
アルヴォ・ペルトは、今のわれわれの時代のバッハか?」。このアルバムでファン・ライエンは、「聖トーマス教会のカントル」の音楽と、彼の作品を愛し、『Wenn Bach Bienen gezuchtet hatte』や『Collage uber BACH(BACHによるコラージュ)』といった作品を書いたエストニアの作曲家アルヴォ・ペルト[1935-]の音楽を並べて演奏、「時代の違う兄弟たち(フラトレス)」に共通するところ、異なるところを探っていきます。 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ[1685-1750]の作品は、イタリアの作曲家たちのソロ楽器とアンサンブルのための協奏曲を鍵盤楽器の独奏曲に編曲した協奏曲。この3曲は、マルチェッロ兄弟とヴィヴァルディの原曲とバッハの編曲を照らし合わせながらファン・ライエンが行った編曲で演奏されます。ペルトの『フラトレス』『バビロン川のほとりで』『断続する平行』は、クリスティアン・リンドベルイが1990年代に手がけた編曲に基づいてファン・ライエンが編曲した版、ボーイ・ソプラノとピアノのための『天にいますわれらの父よ』は、ペルトがアンドレアス・ショルの依頼でアレンジした「カウンターテナーと弦楽」の版をファン・ライエンが編曲した版による演奏。ペルトの4曲は、当編成ではこれが世界初録音です。 カメラータRCOは、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団RCO)のプレーヤーたちが、小編成の演奏を楽しむために結成、オランダ国内のほか、ニューヨーク、ワシントン、東京、ソウル、ウィーン、ローマ、リスボンマドリードで演奏してきました。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ペルト:フラトレス~トロンボーン、弦楽オーケストラと打楽器のための (1977/2017) (12:15)
2. J.S.バッハ:協奏曲ニ短調 BWV.974(マルチェッロのオーボエ協奏曲ニ短調による)(9:57)
3. ペルト:天にいますわれらの父よ~トロンボーンと弦楽オーケストラのための (2005/2017) (3:23)
4. J.S.バッハ:協奏曲ニ長調 BWV.972(ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲ニ長調による)(7:45)
5. ペルト:バビロン川のほとりで~トロンボーンと室内オーケストラのための (1976/2017)(7:38)
6. J.S.バッハ:協奏曲ハ短調 BWV.981(マルチェッロのヴァイオリン協奏曲ホ短調による)(12:21)
7. ペルト:断続する平行~クラリネットトロンボーンと弦楽オーケストラのための (1976/2017) (3:57) 2,4,6:ヨルゲン・ファン・ライエン編曲
 
ヨルゲン・ファン・ライエン(トロンボーン、指揮) カメラータRCO
録音時期:2016年10月(1,5,7)、2017年6月(2-4,6) 録音場所:アムステルダム、シンゲル教会 録音方式:ステレオ(セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

ヨルゲン・ファン・ライエンSACD HYBRID:タワーレコード