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SACDに特化した偏屈ブログ

フィンランドのONDINEから リンドベルイ:光陰矢の如し、ヴァイオリン協奏曲第2番 ハンヌ・リントゥ、フランク・ペーター・ツィンマーマン

Tempus Fugit/Violin Conce

Lindberg: Tempus fugit, Violin Concerto No. 2 - Zimmermann / Lintu

 
フィンランドの現代作曲家マグヌス・リンドベルイの最新作。アルバムに収録された2つの作品はどちらも世界初録音であり、リンドベルイの生誕60年を記念して製作されています。
 ヴァイオリン協奏曲は、リンドベルイがロンドン・フィルハーモニー管弦楽団のコンポーザー・イン・レジデンスを務めていた時の作品で、初演者であるフランク・ペーター・ツィンマーマンに捧げられています。豊かなオーケストラの響きと呼応する輝かしいヴァイオリンの旋律には、ロマンティックで懐古的な雰囲気も感じさせる、リンドベルイ後期のスタイルが集約されています。
 『Tempus fugit』はラテン語で“時は飛ぶようにすぎる”という意味の言葉。日本語で言えば「光陰矢の如し」となるでしょう。2017年、フィンランド独立記念コンサートのための委嘱作品ですが、彼はあえて伝統的な作品を書くのではなく、1980年代にコンピューター言語を用いて作曲した最初のオーケストラ作品『FORCE』と同じ手法による『Tempus fugit』を書き上げました。こちらは印象派風の響きと輝くような旋律を持つ30分程度の作品で、初演者ハンヌ・リントゥに捧げられています。(輸入元情報)
 
リンドベルイ:
1. Tempus fugit(光陰矢の如し)(2016-2017)
2. ヴァイオリン協奏曲第2番 (2015)

 フランク・ペーター・ツィンマーマン(ヴァイオリン:2)
 フィンランド放送交響楽団
 ハンヌ・リントゥ(指揮)

 録音時期:2017年12月7,8日(1)、2017年1月20,21日(2)
 録音場所:ヘルシンキ・ミュージック・センター
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid


Tempus fugit: Pt. 1


Violin Concerto No. 2: I. —