故リチャード・ヒコックスよりタクトを受け継ぎヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集を完結させるなど「英国音楽の伝道師」としての名声を確立したアンドルー・デイヴィス。このグスターヴ・ホルストの管弦楽作品集も、2008年にヒコックスが急逝する直前まで録音していた渾身のプロジェクトで、第2巻以降をアンドルー・デイヴィスが引き継いでいます。
第4弾では、詩人&デザイナーのウィリアム・モリスへと捧げられた初期の秀作「交響曲 《コッツウォルズ丘陵》」やインド文学から影響を受けた「交響詩 《インドラ》」、晩年の知られざる作品「スケルツォ」、ブラスバンドのための作品からホルスト自身によってアレンジされた珍しい弦楽オーケストラ版の「ムーアサイド組曲」などを収録。チェロと管弦楽のための「祈り」では、2016年にNHK交響楽団と共演したイギリスのチェリスト、ガイ・ジョンストンがソリストを務めます。
「惑星」だけではない、ホルストの魅力的な色彩、旋律、異国情緒を、英国音楽のスペシャリスト、アンドルー・デイヴィスの鮮やかなタクトでお贈りします。
(東京エムプラス)
『ホルスト:管弦楽作品集Vol.4』
【曲目】
ホルスト:
冬の牧歌 H31
交響曲 《コッツウォルズ丘陵》 Op.8, H47
チェロと管弦楽のための 《祈り》(朝の歌) Op.19-2, H75*
ムーアサイド組曲 H173(作曲者による弦楽オーケストラのための編曲版)
交響詩《インドラ》 Op.13, H66
スケルツォ H192
【演奏】
アンドルー・デイヴィス(指揮)
BBCフィルハーモニック
ガイ・ジョンストン(チェロ)
【録音】
2018年1月24日&28日、メディアシティUK(サルフォード、マンチェスター)
ベルリオーズの大作「レクイエム」、2018年ベルゲン国際音楽祭ライヴ!イングリッシュ・ナショナル・オペラの若き音楽監督として活動し、2015年からはベルゲン・フィルの首席指揮者としてますます活躍を広げるイギリスの若きマエストロ、エドワード・ガードナー。ノルウェーの名門、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団とは、ヤナーチェクやシベリウス、シェーンベルク、バルトーク、グリーグなどの名盤を録音してきたガードナーが、同コンビでベルリオーズの代表作「レクイエム(死者のための大ミサ曲)」を録音!
テノール独唱に大編成のオーケストラ&合唱団、そして4組の金管アンサンブル(バンダ)が必要とされる大作。ベルゲン・フィルの合唱団の他、ノルウェーのアンサンブルや合唱団、管楽器アンサンブル、そしてベルゲン・フィルのユース・オケとクレッシェンド(オーケストラはオスロ・フィルが主に指導するノルウェーの国際的な教育プログラム)のメンバー等が集結して実現した、ベルゲン国際音楽祭のライヴ。大人数の演奏がエドワード・ガードナーの手腕によって、美しく壮大な鎮魂歌として昇華された劇的なライヴ演奏が、Chandosの高品質なサラウンド・サウンドで録音されています。高音質盤愛好家も要注目!
(東京エムプラス)
【曲目】
ベルリオーズ:レクイエム Op.5(死者のための大ミサ曲)
【演奏】
エドワード・ガードナー(指揮)
ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
ブルール・マグヌス・トーデネス(テノール)
コレギウム・ムジクム合唱団
エドヴァルド・グリーグ合唱団
王立ノーザン音楽大学合唱団
アイカンゲル=ビョルスヴィーク・ムシークラーグ
ベルゲン・フィルハーモニー・ユース・オーケストラとクレッシェンドのミュージシャン達
【録音】
2018年5月21日-24日、グリーグホール(ベルゲン、ノルウェー)[ライヴ]
アンドリュー・デイヴィスSACD HYBRID:タワーレコード