VIVA!SACD

VIVA!SACD

SACDに特化した偏屈ブログ

ヤーコプス&オリジナル楽器オケ「ビー・ロック・オーケストラ」によるシューベルトの“交響曲第1番&第6番”!

Symphonies 1 & 6

シューベルト交響曲第1番、6番  ルネ・ヤーコプス ビー・ロック・オーケストラ
 
これまでHarmonia MundiからSACDがリリースされていたルネ・ヤーコプスがPENTATONEに初登場。オリジナル楽器によるシューベルトDSD録音です。
 
ルネ・ヤーコプスがPENTATONE レーベル初登場!母国ベルギー、ヘントのビー・ロック・オーケストラとの共演でシューベルト交響曲第1番と第6番を録音しました。音楽家としての経験値と鋭い耳、そして深い知識を持つヤーコプスが満を持して指揮をした注目の録音です。

ベルギー第3の都市ヘント(ゲント)に2005年創設されたオリジナル楽器のビー・ロック・オーケストラ(B’Rock Orchestra)。実力派により構成されたメンバーが音楽的に互いを刺激し合い、ルネ・ヤーコプス、アイヴァー・ボルトン、アレクサンドル・メルニコフなどの演奏家との共演で名声を高めてきました。変幻自在の音色を奏でることのできる当団がヤーコプスとともに実にカラフルにそして刺激的な演奏を聴かせてくれます。

シューベルトが習得したハイドンモーツァルトベートーヴェンなどの先輩作曲家からの影響をはっきりと示しつつもシューベルトの独創性がいたるところにあらわれている交響曲第1番。ヤーコプスはウィーン古典派の流れを受けた冒頭から溌剌としたテンポで明快な演奏を聴かせてくれます。
一方、シューベルトが古典的連環形式の第3楽章にスケルツォの名をはじめてつけた交響曲第6番。交響曲作曲家として、精神的内容がまじりけのないシューベルトがあらわれた名曲です。音楽家ヤーコプスの充実ぶりをあらわした名演登場といえましょう。

「幼少の頃、私のお気に入りの作曲家の中で初めてコンサートで歌う機会を与えられたのがシューベルトでした。やがて、母国の都市ヘントにある大聖堂の少年合唱団のメンバーとなりボーイソプラノソリストとして歌ってきました。その当時、私はディートリヒ・フィッシャー=ディースカウの歌うシューベルトの歌曲の録音を聴き、ますますシューベルトの虜になりました。私はカウンターテナー歌手としてキャリアをスタートさせ、歌手として、そして指揮者として様々な作曲家の作品を演奏してきましたが、指揮者として私が最も敬愛するシューベルトにかえってきました。」(ルネ・ヤーコプス
(キングインターナショナル)
【曲目】
シューベルト(1797-1828):
1.交響曲第1番 ニ長調 D.82(1813)[27’18”]
2.交響曲第6番 ハ長調 D.589(1818)[30’21”]
【演奏】
ルネ・ヤーコプス(指揮)
ビー・ロック・オーケストラ
【録音】
2018年3月、ザール・インスブルックインスブルック会議場内)[セッション録音]